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ソフトバンクから他社にMNPする手順と気をつけたいこと

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先日、ソフトバンクから楽天モバイルにMNPで乗り換えました。

はじめて携帯電話を手にしたJフォンから、ボーダフォン、ソフトバンクと15年もの付き合いに終止符です。格安SIMの魅力に心が動いたのが理由です。

とはいえ、電話番号はそのままがよかったんですよね。そこでMNPにて乗り換えました。

MNP(ナンバーポータビリティ)とは、他社に乗り換えるときに、今使っている電話番号をそのまま他社の携帯電話(スマートフォン)でも使えるようにする仕組みです。電話番号がそのまま使えると知人や各種サービス登録で、変更を伝える必要がないため楽なのです。

このページでは、ソフトバンクで実際にMNPをした経験をふまえて、手順と気をつけたいことを紹介します。お金に関わることやソフトバンクからの引き止めもあるので、失敗しないようにチェックしてみてください。

ソフトバンクから電話番号そのままで乗り換えを検討している人、手順に不安がある人の参考になれば幸いです。

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MNPで必要なお金のこと

MNPするにあたって、いくらかのお金が必要になります。後で、知らなかった!とならないよう、把握しておきましょう。

契約更新月かどうかを確認

ソフトバンクは、契約期間(1年間や2年間)という縛りがあります。途中で解約することもできますが、およそ9,500円(プランによって異なる)もの解約金を支払わなければなりません。これはMNPに限らずですけど。

しかし、契約更新月であれば解約金はかかりません。

どうしても、解約金を払いたくなければ、契約更新月を待ちましょう。僕はこの時を待ちました。契約更新月は、My SoftBankかショップで聞くと教えてくれます。必ず事前に確認しておきましょう。

ただし、格安SIMの料金によっては、この9,500円を払ってでも早く解約した方が、安くなるケースもありますので、よく検討してみてください。

転出手数料は絶対に必要

MNPは必ず所定の手数料がかかります。ソフトバンクの場合は以下。

契約後、翌々請求月末までに解約した場合:5,000円
上記の該当期間以降に解約した場合:3,000円

ソフトバンクを契約してすぐに解約しない方が多いと思うので、たいていの人が3,000円はかかるとみておきましょう。

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ソフトバンクから他社にMNPする手順


ここからは、具体的な手順をみていきます。はじめてのMNPなら、小さな疑問が随所にあるはずです。不安を解消できるように、私の体験を元に詳細に書いていきます。

冒頭でも書いたように、私は、ソフトバンクから楽天モバイルに乗り換えました。他のキャリアや格安SIMへの乗り換えであっても、ほとんど同じ手順ですので、参考にしていただけます。

ソフトバンクショップへの来店は不要

ソフトバンクのMNPは、電話での手続きとなります(次項で解説)。そのため、ショップに行く必要はありません。

僕は、知らずにショップまで足を運びましたが、「自分でやってください」とのことでMNPお問い合わせ窓口の電話番号を教えてもらって終わりでした。すべて電話で手続きできるため、窓口での解約なども不要です。

ただし、シンプルスタイル(プリペイド携帯電話)の場合は、ショップでの申込が必要です。

1.MNP専用のフリーダイヤルに電話

いよいよ手続きにうつります。MNP問い合わせ窓口の電話番号は以下です。

電話番号 ソフトバンク携帯電話から *5533
フリーコール 0800-100-5533(無料)
受付時間 午前9時から午後8時
My SoftBank(携帯版のみ)午前9時から午後9時30分

受付時間内に電話しましょう。フリーダイヤルなのがうれしいですね。

手続きにあたって、用意しておくものは特にありません。担当オペレーターとのやりとりがあるため、内容をメモしておきたい人は、メモ用紙くらいです。

2.自動音声に従って番号を入力

電話をかけると、すぐに自動音声での案内がはじまります。

自動音声に沿って「MNPの手続き」へと進みます。電話番号を入力するので、覚えていない人はどこかに記しておきましょう。

3.担当オペレーターにMNPしたい旨を伝える

自動音声の後は、すぐに担当オペレータにつながります。この時は、女性でした。

「ご用件は?」と聞かれるので、MNPの申込であることを伝えます。MNPという言葉が出てこなければ、「電話番号そのままで他社に移転したい」という要件を伝えればOKです。

このように、担当オペレーターと話ができますので、何か質問がある場合もここで聞いてみるといいですよ。

4.担当オペレーターの巧みな引き止め話術に注意

MNPにあたって、いくつかの質問をされます。

「どこの携帯会社に乗り換え予定ですか?」「MNPする理由は?」というようなアンケート的な質問です。深堀されることもないので、適当に答えておけば大丈夫です。

しかし、このような単純な質問ならいいのですが、心を動かされるような「引き止め」もされます。

おそらく、緻密に考えられたマニュアルがあり、話術は巧みですが冷静に答えてください。僕は、以下のように引き止められました。確かに言ってることは魅力的です。

「お客様には、特典がついておりまして、継続ということでしたら○○期間月額料金を1,000円割引、もしくは機種変更などで使える30,000円分のポイントをお選びいただけます」

魅力的ではあります。実際うれしい人もいるはずです。しかし、これを受けて継続してしまうと、また2年縛りのはじまりです(解約月であれば)。

「本日は月初となりますが、解約しても日割りにはなりません。1ヶ月分の料金のご請求となります。このまま移転しますと、他社での日割り料金もかかるので、非常にもったいないです。月末に解約された方がお得ですよ。」

なるほど確かに。少しでも月末に近い方が、乗り換え先の料金が安くなります。しかし「乗り換え先が日割りではなく1ヶ月分かかる」のならいつ解約しようが同じことです。

しかも、僕が乗り換えた楽天モバイルは、月初の月額料金が無料になります。そのため月末より月初の方が、その特典を最大限に生かせます。

それと、仮に乗り換え先が日割りであっても、余裕を持った手続きをおすすめします。理由は、はじめてのMNPなら申込手続きに戸惑うことも十分ありえるからです。

何かしらの条件で、手続きが遅れるとも限りません。月末にギリギリのタイミングでやるよりも、月初〜中旬くらいに手続きをし、時簡に余裕を持っている方が絶対にいいです。うっかり月をまたいでしまうと「お客様は解約月を過ぎていますので。。。」といったトラブルにもなりかねませんよ。

これらの引き止めにより、迷いが生じ、なかなかMNPできない人もいらっしゃるようです。いろいろと巧みな引き止めがありますが、条件に当てはまらなければ、自分の意志を信じて押し切りましょう。

引き止めを悪のように書いてしまいましたが、接客や言葉使いはとても丁寧でした。決して話しにくいとか、押し売りとかではないのでご安心を。

5.MNP予約番号がメールで送られてくる

具体的にMNPすることをが決定すればすぐにSMSでMNP予約番号が送られてきます。

MNP予約番号を発行することにより、それを利用して乗り換え先への移行の手続きができるようになります。乗り換え先の手続きで絶対に必要になりますので、消去してしまわないよう控えておきましょう。

なお「予約番号」というのは、乗り換え先での申し込みが完了するまではソフトバンクで引き続き利用できますよ、という意味です。仮の状態ということですね。

そのため、MNP予約番号には有効期間が定められています。ソフトバンクのMNPは、申し込んでから予約日を含めて15日間です。この期間を過ぎてしまうと予約は無効になるので注意しましょう。

これにてソフトバンクとのやりとりは終了です。

6.乗り換え先の携帯電話会社に申込み手続き

乗り換え先でMNPにて移行するプランで利用申込をします。その際に、MNP予約番号が必要となります。必ず用意しておきましょう。

7.乗り換え先での手続き完了をもってソフトバンクとの通信が切れる

(5)でソフトバンクに手続きをしますが、まだ正式な解約とはなっていません。電話とデータ通信は、ソフトバンク側で行える状態です。

先にも書きましたが、これは「MNP予約番号」と言われるように「予約」した状態なのです。

正式に移行完了・ソフトバンク解約となるのは、乗り換え先での申込手続きが完了した時点です。完了するとソフトバンクの携帯電話で通信ができなくなります。

楽天モバイルのようにネット申込→SIMカード発送となる場合は、発送されてから手元に届き、SIMカードをスマホにセットするまでの期間は携帯電話を使えなくなります。その間はWifiでネットワークにつなぎ、LINEやGmailで乗り切るしかありません。

ちなみに僕が楽天モバイルで契約した際は、

土曜日の夕方にソフトバンクでMNP手続き

土曜日の夜に楽天モバイル申込

月曜日の昼にソフトバンクでの通信ができなくなる

火曜日の夜に新しいスマホ&SIMカード到着。利用開始。

という流れでした。使えなくなったのは、月曜日の昼から火曜日の夜の間です。家ではNECのWi-FiルーターでWifi環境にしていたので、LINEで通信してました。

楽天モバイルでは、発送の日時指定と申込手続きのどの段階かを画面で確認できるため予定は立てやすいですよ。

8.新しい携帯電話(スマートフォン)で設定・利用開始


乗り換え先での手順に従って設定が終わると、新しい携帯電話(スマートフォン)での利用開始です。

なお、楽天モバイルmineoなどの格安SIMを使う場合は、SIMフリー端末が必要です。ソフトバンクの携帯電話は、SIMロック解除できない端末もあります。解除できない場合は、SIMフリー端末を購入しましょう。

SIMカードと端末を同時購入もできますし、安く済ませたいなら中古も検討します。イオシスゲオオンラインストアで探すとSIMフリーのiPhoneやAndroid端末を格安で購入できますよ。年間販売台数30万台以上の実績があり安心です。

動作するかどうかは、乗り換え先の動作端末を確認しておきましょう。例えば、楽天モバイルなら楽天モバイル動作確認済み端末で確認して、使えそうであればOKです。

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まとめ

手順を詳細に書いたので長くなりましたが、簡単にまとめると以下のような流れになります。

ソフトバンクに電話してMNPの手続き。予約番号を受け取る

乗り換え先へ申込。予約番号を伝える

乗り換え先での手続き完了・利用開始

MNPは難しいものではありません。乗り換え先は、ウェルカムなわけですから、分かりやすく手順がまとめられているケースがほとんどです。ソフトバンクからMNP予約番号さえ受け取れば、それに沿って手続きをすればいいだけです。

以上です。やはり、電話番号がそのままだと、友人、知人に連絡先を教える手間が省けるので楽ですね。

ちなみに、楽天モバイルは、価格の安さ、通信速度など総合的に判断して、めちゃくちゃ優秀です。乗り換えてほんとによかったですね。

それと楽天モバイルは、ドコモの回線を使っているため、ソフトバンクでつながりにくかった場所でも快適に通話&ネットができるようになりました。格安SIMを比較しているなら選択肢の一つとして検討してみる価値は十分にありますよ。

楽天モバイルは、随時キャンペーンが開催されていて、SIMフリーのスマホがかなり安く購入できるのが強みです。SIMロック解除できないスマホを持っている人や機種変更を考えていた人も安く乗り換えられますよ。

1年以上使用してみて分かったメリットとデメリットは、以下ページにまとめました。

著者:まめ
Web制作会社に、12年間、勤務していた経歴があり、パソコンやセキュリティソフト、ガジェット、スマホのレビューが得意。クーポン、セール情報も配信。
まめのプロフィール
X(Twitter):まめ|ビリオンログ(パソコン用)
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