「楽天モバイル」と「LINEMO(ラインモ)」の違いを比較|お得なのはどっち?
「楽天モバイルとLINEMOはどっちがおすすめ?」
LINEMO(ラインモ)は、ソフトバンクが提供する格安の新料金プランです。楽天モバイルのRakuten UN-LIMIT VIIも衝撃的ですが、ソフトバンクも少ないデータ容量の安いプランの提供を開始しました。
どちらも使い方によってはお得です。大きな違いは「料金体系」「データ容量」「電話かけ放題」「通信エリア」「対応機種」です。
ちなみに、私は楽天モバイルを使用しています。楽天回線エリアはソフトバンクに比べて少ないですが、自宅ではWiFiルーターを使用していますし、外出先でもデータ容量を5GB以下しか使わないからです。月々の通信はかなりお得になりました。
このページでは「楽天モバイル」と「LINEMO」の違いについて比較しました。
楽天モバイルとLINEMOの比較
主な特徴に関して、比較表にまとめました。大きな違いがあった箇所を赤字にしています。
LINEMO | 楽天モバイル Rakuten UN-LIMIT VII | |
---|---|---|
回線・エリア | ソフトバンク回線 | 楽天回線 & パートナー回線(au) |
料金(月額) | 2,728円(税込) | ▽2022年7月1日からの新料金プラン Rakuten UN-LIMIT VII基本料金(音声通話付き) ・3GBまで月額1,078円(1回線目のみ) ・20GBまで月額2,178円(税込) ・20GB超過後はどれだけ使っても月額3,278円(税込) ※楽天回線エリア外は最大1Mbpsで使い放題 |
データ容量/月(国内) | 20GB ※LINEはギガノーカウント |
楽天回線エリア:無制限 楽天回線エリア外は最大1Mbpsで使い放題 パートナー回線エリア:5GB 海外:2GB |
データ容量/月(海外の対象地域) | 不可 | 2GB |
データ容量超過後の速度 | 最大1Mbps | 楽天回線エリア:高速通信で無制限 楽天回線エリア外は最大1Mbpsで使い放題 パートナー回線エリア:1Mbps |
データチャージ | 1GB/550円(税込) | パートナー回線エリア1GB/550円(税込) |
国内通話 | ・LINE同士の通話はかけ放題 ・5分かけ放題(550円税込) かけ放題オプション(1,650円税込) |
Rakuten Linkアプリ利用でかけ放題 |
ネットワーク | 4G・5G(5Gは提供エリアのみ) | 4G・5G(5Gは提供エリアのみ) |
対応機種(スマホ/Android・iPhone) | LINEMO対応のnanoSIM、microSIM、標準SIM、eSIMに対応している機種 | 楽天モバイル対応のnanoSIMに対応している機種 |
申し込み・契約 | Webのみ | Webまたは店舗 |
特徴
LINEMOは、2021年3月よりソフトバンクから提供されている新料金プランです。データ容量無制限などの本来のソフトバンクのプランとは異なり、20GB/月の少ないデータ容量を安い料金で契約できるオンライン申し込み専用のプランです。
これまで格安SIM(MVNO)として提供していたLINEモバイルとは別物です。ただし、LINEモバイルは、2021年3月31日で新規受付を終了。ソフトバンクの完全子会社となることをきっかけに、ソフトバンクとLINEモバイルが合併し誕生したのがLINEMOです。
後ほど紹介しますが、LINEのトークや通話で使ったギガがカウントされないLINEギガフリーなど、LINEとの相性がいいプランです。
楽天モバイルは、元々、格安SIM(MVNO)として通信事業に参入しました。2019年より、楽天の独自回線(MNO)を使用した「楽天モバイル Rakuten UN-LIMIT」の提供を開始。2021年4月より、データ通信料に応じて、料金がかわる新料金プランの「Rakuten UN-LIMIT VI」が開始。2022年7月より「Rakuten UN-LIMIT VII」となりました。
どちらも大手キャリアから回線を借りて運営する格安SIM(MVNO)とは異なり、独自回線を利用した低価格の通信プランです。
回線・エリアの違い
LINEMO | 楽天モバイル Rakuten UN-LIMIT VII | |
---|---|---|
回線・エリア | ソフトバンク回線 | 楽天回線 & パートナー回線(au) |
LINEMOは、ソフトバンク回線エリアで使えます。ソフトバンクは、対応エリアが広く、それほど気にする必要はありません。LINEMO通信エリアで確認できます。これまでソフトバンクを利用していて、LINEMOへの乗り換えを検討しているなら、困ることはないです。
楽天モバイルは、楽天回線エリアとパートナー回線エリア(au)で使えます。楽天は、独自の楽天回線エリアを順次、拡大している途中。使えない地域では、パートナー回線エリア(au)で通信できるよう補っています。
楽天回線エリアは、通信エリアで確認できます。自宅や会社、通勤通学の地域が楽天回線エリアに入っているかを確認しておきましょう。
私の自宅は、契約した当初、楽天回線エリアに入っていませんでした(現在は入りました)。しかし、そもそも自宅では、光回線からWiFiルーターを使ってデータ通信していたので、まったく問題ありませんでした。
料金の違い
LINEMO | 楽天モバイル Rakuten UN-LIMIT VI | |
---|---|---|
料金(月額) | 2,728円(税込) | ▽2022年7月1日からの新料金プラン Rakuten UN-LIMIT VII基本料金(音声通話付き) ・3GBまで月額1,078円(1回線目のみ) ・20GBまで月額2,178円(税込) ・20GB超過後はどれだけ使っても月額3,278円(税込) ※楽天回線エリア外は最大1Mbpsで使い放題 |
データ容量/月(国内) | 20GB ※LINEはギガノーカウント |
楽天回線エリア:無制限 楽天回線エリア外は最大1Mbpsで使い放題 パートナー回線エリア:5GB 海外:2GB |
データ容量/月(海外の対象地域) | 不可 | 2GB |
データ容量超過後の速度 | 最大1Mbps | 楽天回線エリア:高速通信で無制限 楽天回線エリア外は最大1Mbpsで使い放題 パートナー回線エリア:1Mbps |
データチャージ | 1GB/550円(税込) | パートナー回線エリア1GB/550円(税込) |
LINEMOも楽天モバイルも料金プランは1つだけです。
LINEMOは、20GB/月まで使えます。また「LINEギガフリー」により、LINEのトークや通話、ビデオ通話で使ったギガはカウントされません。※トークでの位置情報の共有・Liveの利用、スタンプショップの利用、ニュース記事の閲覧など、一部LINEギガフリーの対象外があり
LINEで長電話をしたり、両親とビデオ通話で会話したり、といった使い方をよくする方は、お得なプランであるといえます。
超過後は、最大1Mbpsの速度になります。普通に使いたい場合は、1GBからデータチャージすることも可能です。
楽天モバイルは、月のデータ使用量に応じて、段階的に料金が上がります。3GB以下であれば料金は月額1,078円。最大でも3,278円(税込)で楽天回線エリアは無制限で使えます。※楽天回線エリア外は最大1Mbpsで使い放題
月によってデータ使用量が異なる方やSNSしか利用しない方、電話としてスマホを持つ方など、データ使用が少ない方は安く済みます。
料金に関しては、データ使用量も考えると楽天モバイルの方がお得です。ただし、パートナー回線エリアでは、5GBまでしか使えないので注意してください。つまり、使えるエリアを確認しておくことが重要です。
国内通話の違い
LINEMO | 楽天モバイル Rakuten UN-LIMIT VI | |
---|---|---|
国内通話 | ・LINE同士の通話はかけ放題 ・5分かけ放題(550円税込) かけ放題オプション(1,650円税込) |
Rakuten Linkアプリ利用でかけ放題 15分(標準)通話かけ放題(1,100円税込) |
LINEMOは、LINE同士の通話はかけ放題です。通常の電話を使う場合は、22円/30秒がかかります。頻繁に電話をかける方は、オプションで5分かけ放題やかけ放題オプションも選べます。
楽天モバイルは「Rakuten Link」というアプリを使用して電話をかければ、かけ放題です。Rakuten Linkを使用しなければ、22円/30秒がかかります。
Rakuten Linkは、普通の通話アプリです。特に難しいわけでもなく、アプリを開いて電話をかけるだけなので簡単です。もちろん、電話帳登録もできます。私もRakuten Linkを使用していますが、通話品質も問題なく、仕事でもプライベートでも、いつも使っています。
国内通話に関しては、長電話や頻繁に電話をかける方は、楽天モバイルの方がお得です。電話をかけない方やLINEやSNSでのやりとりがメインの方は、LINEMOでも十分だと思います。
対応機種の違い
LINEMO | 楽天モバイル Rakuten UN-LIMIT VI | |
---|---|---|
対応機種(スマホ/Android・iPhone) | LINEMO対応のnanoSIM、microSIM、標準SIM、eSIMに対応している機種 | 楽天モバイル対応のnanoSIMに対応している機種 |
LINEMOは、SIMカード(nanoSIM、microSIM、標準SIM)とeSIM(スマホに内蔵された本体一体型のSIM)が使えます。どのSIMを使うかは、申し込み時に選びます。LINEMOのSIMカードは「マルチSIM」になっていて、好きなサイズに切り離して使えます。そのため、迷ったらSIMカードを申し込んでおけばOKです。
楽天モバイルもLINEMOもSIMカードをスマホに挿して、通信できます。ソフトバンク販売機種、楽天モバイル販売機種はもちろん、SIMカードを差し替えることで、対応しているSIMフリー端末でも使用できます。
「対応機種がよくわからない」と心配な方は、申し込み時にスマホも同時購入できます。
「持っているスマホを使いたい」「Amazonなどで売っているSIMフリー端末を使いたい」「中古スマホを使いたい」という方は、必ず動作確認済の対応機種を確認しましょう。データ通信はできても、通話ができないといったこともありえます。
iPhoneもLINEMO、楽天モバイルそれぞれで対応していれば使えます。対応機種は、以下ページより確認できます。
↓公式Webサイトをみてみる↓
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申し込み・契約方法の違い
LINEMO | 楽天モバイル Rakuten UN-LIMIT VI | |
---|---|---|
申し込み・契約 | Webのみ | Webまたは店舗 |
申し込みに関しては、LINEMOはWebのみです。全国のソフトバンクショップや家電量販店からは、申し込みできません。
↓公式Webサイトをみてみる↓
楽天モバイルは、Webだけでなく、楽天モバイル店舗でも申し込みできます。使い方や不明点を聞きたい方やWebに慣れていない方は、楽天モバイルの方が申し込みしやすいです。
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楽天モバイルとLINEMOを併用するのもあり
スマホを2台持ちしたいなら、楽天モバイルとLINEMOを両方契約して、併用するのもおすすめです。
楽天モバイルは、段階的な料金で1G以下なら0円。しかも、Rakuten Linkアプリを利用すれば、国内通話かけ放題です。
通信エリアの広いLINEMOをメインのスマホにして、電話を使用したい場面で楽天モバイルを使えば、かなりお得な使い方ができます。LINEMOのLINEも活用すれば、通話に関して無敵です。
他社からの乗り換えで、電話番号を変えたくなければ、楽天モバイルに乗り換えて、LINEMOは新規契約にしましょう。Rakuten Linkアプリで、これまでの電話番号で通話ができます。
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まとめ:どちらを買うのがおすすめか
楽天モバイルとLINEMOをまとめると以下のようになります。
・月々のデータ使用量が20GB以下 → 料金が安い
・月々のデータ使用量が20GB以上 → 楽天回線エリアなら無制限
・よく電話をかける → Rakuten Linkアプリ利用で国内通話かけ放題
・楽天回線エリアに入っている
・2台目のスマホを持ちたい
・通信エリアが広いソフトバンク回線を使いたい
・月々のデータ使用量が20GB以下
・LINEでの通話をよく利用する
・電話はあまり使わない
・幅広い対応機種を使いたい
LINEMOは、ソフトバンクの広い通信エリアが魅力。対応機種も楽天モバイルよりは多くなります。通信エリアや対応機種にこだわるなら、ソフトバンクの方が選択肢が広いです。LINEをよく利用する方は、ギガにカウントされないLINEギガフリーもお得です。
楽天モバイルは、月々のデータ使用量により、料金がかわります。20GB以下であれば、料金が安いです。しかも、Rakuten Linkアプリを使うことで、国内通話がかけ放題です。2台目のスマホにもおすすめです。
楽天回線エリアと対応機種さえ確認しておけば、楽天モバイルの方がお得。コスパは抜群にいいです。私も楽天モバイルを使用しています。
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楽天モバイルをお得に契約したい方は、以下ページも参考にしてみてください。
内容は変更になる可能性もございます。利用の際は公式サイトの確認をお願いします。