Adobe Premiere Proの推奨スペックとおすすめのパソコン3選
Adobe Premiere Pro(アドビ プレミアプロ)は、Adobe社が販売する動画編集ソフトです。高機能な動画編集ソフトで、YouTubeの動画や4K動画の編集まで、プロも使用する人気ソフトです。
Adobe Premiere Proが、高機能がゆえ、パソコンの対応スペックも適切に選ばなければ、パフォーマンスを発揮できません。
このページでは、Adobe Premiere Proの推奨スペックとおすすめのパソコンを紹介します。
目次
Adobe Premiere Proの推奨スペック
Adobe Premiere Proは、以下の推奨スペックが提示されています。
最小仕様でもAdobe Premiere Proは使えますが、快適に作業するためには推奨環境以上のスペックを搭載したパソコンがおすすめです。
ハイスペックであればあるほど、動画編集のエンコードスピードが上がり、作業時間が短縮できます。ただし、価格は高くなります。そのため「YouTubeの動画を作りたい」「4K動画を編集したい」「将来プロの動画クリエイターを目指すために勉強したい」といった目的を決めて選ぶとコスパのいいパソコンを選べます。
もちろん、大は小を兼ねる意味でも、予算が許すのであれば、妥協せずにハイスペックなパソコンを購入するに、こしたことはないです。
Windowsの推奨スペック
最小仕様 | 推奨仕様 | |
---|---|---|
プロセッサー | Intel 第 6 世代以降の CPU、または AMD Ryzen 1000 シリーズ以降の CPU | Intel 第 7 世代以降の CPU、または AMD Ryzen 3000 シリーズ以降の CPU |
OS | Microsoft Windows 10(64 ビット)日本語版バージョン 1803 以降 | Microsoft Windows 10(64 ビット)日本語版バージョン 1809 以降 |
RAM(メモリ) | 8 GB の RAM | ・HD メディアの場合は 16 GB の RAM ・4K メディア以上の場合は 32 GB |
GPU | 2 GB の GPU VRAM 推奨グラフィックカード |
4 GB の GPU VRAM 推奨グラフィックカード |
ハードディスク空き容量 | ・8 GB 以上の空き容量のあるハードディスク ・メディア用に追加の高速ドライブ |
・アプリのインストールおよびキャッシュ用に内蔵高速 SSD ・メディア用に追加の高速ドライブ |
画面解像度 | 1,280 x 800 | 1,920 x 1,080 以上 |
Mac OSの推奨スペック
最小仕様 | 推奨仕様 | |
---|---|---|
プロセッサー | Intel 第 6 世代以降 CPU | Intel 第 6 世代以降 CPU |
OS | macOS v10.14 以降 | macOS v10.14 以降 |
RAM(メモリ) | 8 GB の RAM | ・HD メディアの場合は 16 GB の RAM ・4K メディア以上の場合は 32 GB |
GPU | 2 GB の GPU VRAM | 4 GB の GPU VRAM |
ハードディスク空き容量 | ・8 GB 以上の空き容量のあるハードディスク ・メディア用に追加の高速ドライブ |
・アプリのインストールおよびキャッシュ用に内蔵高速 SSD ・メディア用に追加の高速ドライブ |
画面解像度 | 1,280 x 800 | 1,920 x 1,080 以上 |
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Adobe Premiere Proに適したパソコンの選び方
WindowsかMacか
Adobe Premiere Proを使うには、WindowsでもMacでもどちらでもいいです。好みの問題です。ただし、Macは価格が高いです。
Windowsの方が、販売しているメーカーが多く、構成の組み合わせも多いので、コスパがいいです。そのため、Windowsのパソコンを購入する選び方を紹介します。
CPU
CPUは、パソコン全体の処理をする中央処理装置です。よく「人間の脳」に例えられます。アプリケーションやハードウェアを動かす役割があり、CPUの性能がいいと情報処理が速くなり快適にパソコンが使えます。
CPUのメーカーは「IntelのCoreプロセッサー」か「AMDのRyzen」が主流です。どちらかのCPUが搭載されています。
- CPUについて
- Intel Core i3、Intel Core i5、Intel Core i7など数字が大きくなれば高性能なCPUになります。AMD Ryzenも同様です。
Adobe Premiere Proを使うには、Intel Core i7以上またはAMD Ryzen 7以上のCPUがおすすめです。
Intel Core i7以上・AMD Ryzen 7以上 | YouTube動画や家庭用ビデオ、フルHDの動画制作などの動画編集をしたい方向け |
---|---|
Intel Core i9以上・AMD Ryzen 9以上 | 4K動画以上の編集 |
高性能なCPUは、処理能力が高くなります。パソコンの処理を速くし、パソコンが重たくなるのを防ぎます。重たいデータを扱う動画編集でも、快適に作業できるようになります。
ちなみに、IntelとAMDでは、同等の性能でもAMDの方が価格が安い傾向にあり、近年、人気を高めています。
メモリ
メモリは、データを記憶する主記憶装置です。よく「作業台」に例えられます。メモリの容量が多いと、たくさんのアプリケーションを同時に開いても、パソコンの動作が安定します。
ネット閲覧やオフィス系ソフトを使う用のノートパソコンは4GBや8GBが主流です。しかし、Adobe Premiere Proを使うなら、メモリ16GB以上がおすすめです。
Adobe Premiere Proの推奨仕様でも「HDメディアの場合は16GB」「4Kメディア以上の場合は32GB」が推奨されています。
メモリ16GB以上 | YouTube動画や家庭用ビデオ、フルHDの動画制作などの動画編集をしたい方向け |
---|---|
メモリ32GB以上 | 4K動画以上の編集 |
メモリ容量が多いと、複数のアプリケーションを開いても動作が安定します。Adobe Premiere Proと合わせて、ネットや他のデザイン系ソフトも開くなら、16GB以上あった方が無難です。
GPU(グラフィックボード)
GPUは、映像処理をする役割があります。事務作業用の安価なノートパソコンや一般家庭向けのデスクトップパソコンには、CPUに内蔵された内臓GPUが使われているケースが多いです。理由は、高度な映像処理をする用途で使うことが想定されていないからです。
一方、ゲーミングPCや動画編集をするクリエイター向けパソコンでは、グラフィックボード(略してグラボやビデオカードともいう)と呼ばれるGPUを搭載したパーツが搭載されています。
映像処理に特化したグラフィックボードがあることで、高解像度な映像や3D映像も快適に出力されます。そのため、ゲーミングPCや動画編集をするクリエイター向けパソコンでは、搭載されていることがほとんどです。
Adobe Premiere Proを使用する際でも、グラフィックボードが搭載されたパソコンを購入しましょう。
高性能なグラフィックボードが搭載されたパソコンなら、動画のエンコード(動画の圧縮や変換しての出力)が、格段に速くなります。例えば、CPU内臓GPUでエンコードに10分かかっていたのが3分ぐらいになるぐらいのスピード感があります(もちろん性能によります)。
GPUの有名メーカーは「NVIDIA GeForce」または「AMD Radeon」です(両者のGPUをベースに、ASUSやMSIといったメーカーがグラフィックボードを作っていて、販売メーカーはたくさんあります)。
- グラフィックボードについて
- NVIDIA GeForce RTX 2060、NVIDIA GeForce RTX 2070、NVIDIA GeForce RTX 2080など数字が大きくなれば高性能なグラフィックボードになります(GTX → RTX → Quadroのようにシリーズによる違いもあります)。AMD Radeonも同様です。
Adobe Premiere Proは、4GBのGPUメモリが推奨されていることから、やや性能が上の「NVIDIA GeForce GTX 1660以上」がおすすめです。
GPUの性能比較とメモリについては、GPU性能比較|パソコン工房が参考になります。
NVIDIA GeForce GTX 1660以上 | YouTube動画や家庭用ビデオ、フルHDの動画制作などの動画編集をしたい方向け |
---|---|
NVIDIA GeForce RTXやNVIDIA Quadro | 4K動画以上の編集 |
Adobe Premiere Proは、推奨グラフィックカードに記載されている通り、もっと性能の低いグラフィックボードでも動きます。ただし、エンコードの速度アップや高解像度の動画編集をするには、高性能なグラフィックボードがおすすめです。
ストレージ
ストレージは、ファイルの保管場所です。これまではHDDが主流でしたが、現在はSSDが主流です。SSDは衝撃に強く、消費電力が少ないです。高速でパソコンの起動も早くなります。
ただ、SSDは、512GBや1TBなど、容量が多くなると価格が高いです。といっても容量が少なければ、動画データをパソコンに保存できなくなります。
そのため「SSD 512GB + HDD2TB」のように、SSDとHDDを両方搭載しているパソコンがおすすめです。OSやアプリケーションはSSDに保存し、動画データはHDDに保存すると効率よく保存できます。
もちろん、動画データが増えれば、外付けHDDや外付けSSD、SDカード、DVD-Rなどに保存することもできます。大事なデータは、オンラインストレージや複数の記憶メディアにバックアップすることをおすすめします。
デスクトップかノートパソコンか
カフェで動画編集したり、会社と自宅を持ち運んだりするならノートパソコンの方が便利です。
ただ、Adobe Premiere Proで動画編集するなら、できるだけデスクトップパソコンの方がおすすめです。
ノートパソコンは、コンパクトであるがゆえ、CPUやGPUの性能を抑えて作られています。また、高負荷がかかる動画編集では、排熱性能も考えなくてはなりません。
デスクトップパソコンの方が、CPUやGPUの性能を発揮でき、排熱性能も優れていて、安定した動作が期待できます。それにコスパがいいモデルが多いです。簡単な動画編集なら、ノートパソコンでもいいですが、じっくり動画編集に取り組むなら、デスクトップパソコンがおすすめです。
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Adobe Premiere Proにおすすめのパソコン
マウスコンピューター|クリエイターPC
- BTOパソコンの人気メーカー
- マウスコンピューターは、BTOパソコンの人気メーカー。動画編集やデザイン編集をする方向けのクリエイターPC「DAIV」を展開しています。10万円~20万円のモデルが多く、コスパが抜群にいいです。予算と用途に応じて、パーツ選べるメリットも。4K動画編集向けのDAIV Z9や安価なDAIV A5まで、幅広くラインナップしています。Adobe Premiere Proを使うなら、Adobe Creative Cloud 推奨スペックパソコンもチェックしてみてください。
- おすすめパソコン
-
安いモデル:DAIV A5
4K動画編集向け:DAIV Z9
Adobe Creative Cloud 推奨スペックパソコン
マウスコンピューターは、カスタマイズ注文できる他、セールやアウトレットパソコンで、安く購入できます。
- 開催中のセール
- オータムセールでは、対象のパソコンが最大50,000円割引のセール価格で購入できます。ノートPC、デスクトップPC、ゲーミングPCなどセール品も豊富です。※2024年10月9日(水)10:59まで
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私もマウスコンピューターのゲーミングPCを愛用しています。
パソコン工房|クリエイターPC
- プロも使用するコスパのいい高性能パソコン
- パソコン工房は、リーズナブルなBTOパソコンを販売するメーカーです。クリエイターPC「SENSE∞」を展開していて、コスパのいいデスクトップパソコンやノートパソコンのラインナップが豊富。プロのクリエイターや開発者も多数愛用しています。GeForce RTX 3090やQuadroといったグラフィックボード搭載パソコンも安いです。
- おすすめパソコン
-
安いモデル:CG制作&動画編集向けパソコン
4K動画編集向け:GeForce RTX 30 シリーズ
↓公式Webサイトをみてみる↓
HP|ENVY All-in-One 32-a
- クリエイティブ向けのオールインワンPC
- HPは、アメリカのパソコンメーカーで、低価格ながら高い機能を要しているのが特徴です。2019年度国内パソコン出荷概要では、国内2位に位置していて、日本でも人気があります。MM総研参照。ENVY All-in-One 32-aは、クリエイティブ向けのモニター一体型のデスクトップPC。31.5インチ・4Kディスプレイの大画面ながら、省スペースで設置できるのも魅力です。4K動画も快適に編集できるCPU、グラフィックボード、メモリを搭載。SSDとHDDのストレージ搭載で、動画データも保存しやすいです。
- おすすめパソコン
-
・パフォーマンスモデル
・プロフェッショナルモデル
↓公式Webサイトをみてみる↓
まとめ
Adobe Premiere Proをパソコンで快適に使いたいなら、CPU、メモリ、GPU、SSD+HDDをチェックして購入しましょう。
YouTubeの動画編集なら、低いスペックでも問題ないですが、予算が許す限り、できるだけハイスペックにした方が、後々後悔せずに済むと思います。
エンコードの時間が短縮され作業効率アップしたり、4K動画の編集など実現したいこともできたり、作業の幅が広がります。
これからAdobe Premiere Proの購入を検討している方は、以下ページも参考にしてみてください。
パソコン関連のおすすめランキング
おすすめのパソコンは、以下ページも参考にしてみてください。低価格で安い、ビジネス用、Office付き、動画編集向きなどをまとめています。
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内容は変更になる可能性もございます。利用の際は公式サイトの確認をお願いします。