「Surface Go 2」と「Surface Book 3」の違いを比較｜買うならどっちがおすすめ？

Microsoft（マイクロソフト）の「Surface Go 2」と「Surface book 3」が2020年5月に発売開始されました。

しかし、はじめてのSurfaceであれば、両者の違いがわかりにくいと思います。

共通しているのは、両者ともに、Windows 10 Homeが搭載されたタブレット型PCであること。ノートパソコンとしてもタブレットとしても使えます。

大きな違いは、ディスプレイサイズとスペック（ストレージ、プロセッサー、メモリ、グラフィックスなど）、価格です。そのため、用途に合わせて購入するのがベストです。

このページでは、Microsoft「Surface Go 2」と「Surface book 3」の違いについて比較しました。私は両方の実機を使って検証しています。

以下ページでは、Microsoft Surfaceを安く買う方法を紹介しています。

Surface Go 2とSurface Book 3の比較表

主な仕様に関して、比較表にまとめました。大きな違いがある箇所を赤字にしています。

	Surface Go 2	Surface Book 3（15インチ）
OS	Windows 10 Home	Windows 10 Home
CPU	・Intel Pentium Gold Processor 4425Y（WiFi） ・第8世代 Intel Core m3 プロセッサ（LTE）	・クアッドコア 第10 世代 Intel Core i7-1065G7 プロセッサ
メモリ	▽選択可能 4GB、8GB	▽選択可能 16GB、32GB 3733Mhz LPDDR4x
ストレージ	▽選択可能 ・eMMCドライブ64GB ・SSD 128GB	▽選択可能 ・256GB ・512GB ・1TB PCIe SSD
光学ドライブ	なし	なし
ディスプレイ	・10.5 インチ PixelSense ディスプレイ ・解像度 1920 x 1280 (220 PPI)	・15 インチ PixelSense ディスプレイ ・解像度：3240 x 2160 (260 PPI)
グラフィックス	Intel UHD Graphics 615	6GB GDDR6 グラフィック メモリ付き NVIDIA GeForce GTX 1660、Max-Q Design
タッチ機能	10点マルチタッチ	10点マルチタッチ
ワイヤレス	・WiFi: IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax ・Bluetooth ワイヤレス 5.0 テクノロジー	・Wi-Fi 6：802.11ax 互換 ・Bluetooth Wireless 5.0 テクノロジ
本体サイズ	245 mm x 175 mm x 8.3 mm	343 mm x 251 mm x 15 mm – 23 mm
重量	最軽量544g～（タイプカバー含まず）	1,905g（4.20 ポンド）キーボードを含む
カラー	プラチナ	プラチナ
外部端子	・USB-C X 1 ・3.5 mm ヘッドフォン ジャック ・Surface Connect ポート x 1 ・Surface タイプカバー ポート ・MicroSDXC カード リーダー ・Surface Dial と互換性あり	・USB type-A (バージョン 3.1 Gen 2) 端子 x 2USB ・type-C® (USB Power Delivery revision 3.0 対応のバージョン 3.1 Gen 2) 端子 x 1 3.5mm ・ヘッドホン ジャック ・Surface Connect ポート x 2 ・フルサイズ SDXC カード リーダー ・Surface Dial のオンスクリーン/オフスクリーン操作に対応
セキュリティ	ファームウェア TPM Windows Hello 顔認証サインインによるエンタープライズ クラスのセキュリティ	エンタープライズ セキュリティ向け TPM 2.0 チップ Windows Hello 顔認証サインインによるエンタープライズ級の保護
バッテリー駆動時間	Wi-Fi：通常のデバイス使用時間は最大10時間 LTE Advanced：通常のデバイス使用時間は最大10時間	通常のデバイス使用時間は最大17.5時間
カメラなど	・Windows Hello 顔認証によるサインイン用カメラ (前面) ・5.0 MP フロント カメラ (1080p Skype HD ビデオに対応) ・1080p HD ビデオを搭載した 8.0MP の背面オート フォーカス カメラ ・デュアル スタジオマイク ・Dolby Audio 搭載 2W ステレオ スピーカー	・Windows Hello 顔認証カメラ (前面) ・5.0MP フロント カメラ (1080p HD ビデオ対応) ・8.0MP オートフォーカス付きリア カメラ (1080p HD ビデオ対応) ・デュアル スタジオ マイク ・Dolby Atmos 搭載 ステレオ スピーカー
センサー	・光センサー ・加速度センサー ・ジャイロスコープ ・磁力計	・環境光センサー ・近接センサー ・加速度計 ・ジャイロスコープ ・磁力計

※Surface Book 3は、13.5インチと15インチのモデルがあります。上記は15インチのモデルのスペックです。
※マウス、ペンは別売りです。本体には付属していません。
※キーボードを使う場合、Surface Go 2は別途タイプカバーの購入が必要です。Surface Book 3は、キーボードが付属しています。

Surfaceでできることの基本については、以下ページをご覧ください。

「Surface Go 2」と「Surface Book 3」との主な違いは以下。

性能で選ぶなら、Surface Book 3の方がおすすめです。CPU、メモリ、SSD、グラフィックスのすべてにおいてハイスペック。動画編集や写真編集、デザインにも耐えられるスペックで、クリエイティブな作業をバリバリやるなら、迷わずSurface Book 3です。

Surface Go 2は、スペックが劣るものの、10.5インチのコンパクトディスプレイが魅力。持ち運びしやすく、ネットや動画閲覧、電子書籍、文書作成、子どものオンライン学習といったタブレット的な使い方をしたい方におすすめです。

以下ページでも詳しくレビューしているので、参考にしてみてください。

スペックの違い

Surface Book 3は、CPUがCore i7。メモリは最大32GB、SSDは最大1TBを選べます。SurfaceのタブレットPCの中で、最も高性能で、Adobe Photoshopなどのクリエイティブな作業もOK。デザイン系のソフトを動かすなら、Surface Book 3にしましょう。

一方、Surface Go 2は、最大でCPU Intel Pentium 4425Y、メモリ8GB、SSD 128GBしか選べません。動画編集など高負荷がかかる作業も厳しいスペックです。

YouTubeなどでの動画視聴、ネット閲覧、オフィス系ソフトでの文書作成といったタブレット的な使い方を想定しておきましょう。

上記は、Surface Book 3とSurface Go 2を起動した動画です。両者ともストレージは、SSDなので、起動は速いです。ただし、Surface Go 2の方は、起動からネット接続までの流れにもたつきがあります。スペックにかなりの差があるので、当然ですが。

Surface Book 3（CPU：Intel Core i7-1065G7、メモリ：32GB、ストレージ：SSD 512GB）

Surface Go 2（CPU：Intel Pentium Gold Processor 4425Y、メモリ：8GB、ストレージ：SSD 128GB）

サイズ・重量の違い

上記写真は、左から、Surface Go 2（10.5インチ）、iPad Pro（12.9インチ）、Surface Book 3（15インチ）です。

15インチは、かなり大きいですよね。

Surface Go 2は、Surfaceシリーズの中で、最小、最軽量544g～（タイプカバー含まず）。コンパクトなタブレットPCで、持ち運びには最適。また、寝転がって、動画閲覧や電子書籍を読むといった楽しみ方もできます。

Surface Book 3は、13.5インチと15インチのモデルがあります。15インチは、動画編集や写真編集、イラストといったクリエイティブな作業はしやすいです。ウインドウを多く開いて、マルチタスクでの仕事もこなせます。自宅のテーブルで作業したり、実家に持って帰ったり、設置場所を選ばないのが魅力です。

Surface Book 3の重量は、キーボードを含むと1,905gありますが、ディスプレイ部のみなら、それほど重くなく、持ち運びもできます。

サイズとしては、ビジネス用やクリエイティブな作業用ならSurface Book 3、趣味・プライベート用ならSurface Go 2という選択肢をとれば、便利に使えます。

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デザイン

デザインに関して共通しているのは、両方ともタブレットPCです。ノートパソコンとしてもタブレットとしても使えます。

両方ともSurfaceらしい、シンプルで洗練されたデザイン。おしゃれに使うことができます。

Surface Book 3は、15インチながら、ディスプレイとキーボードを分離できます。あらかじめキーボードも付属しています。

Surface Go 2でキーボードを使うには、タイプカバーを別途購入する必要があります。カバーを付けることで、ディスプレイ部を保護する役割もあります。

タブレットスタイルにして、両者を比較してみました。デザインに関しては、ほぼかわりありません。

ベゼルの幅もほとんどかわりないです。

なお、外部端子も異なります。Surface Book 3には、一般的によく使うUSB type-Aがありますが、Surface Go 2にはありません。

USBメモリや外付けHDD、外付けDVDドライブなどをUSBでつなげない場合、仕事で不便な場面が出る可能性があります。パソコンを選ぶ際は、外部端子も検討材料にしましょう。

マウス、ペンは別売りです。マウスもSurfacブランドで統一したいなら、Surface Mobile Mouseがおすすめです。

イラストを描いたり、タッチパネル操作を頻繁に使う方は、Surface ペンが便利です。

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価格の違い

CPU、メモリ、SSDによって価格が異なります。

Surface Go 2

WiFiモデルは、以下の価格です。

Intel Pentium 4425Y、4GB、64GB	65,780円
Intel Pentium 4425Y、8GB、128GB	85,580円

LTEモデルは、以下の価格です。

Intel Core M3、8GB、128GB	107,580円

※2020年5月現在のMicrosoft Storeでの価格です。価格は変更になることもございます。

Surface Go 2は、LTEモデルも選べます。LTEモデルの方が、価格が高くなります。

Surface Book 3

13.5インチは、以下の価格です。

Core i5、8GB 256GB	209,880円
Core i7、16GB 256GB	262,680円
Core i7、32GB 512GB	316,580円
Core i7、32GB 1TB	341,880円

15インチは、以下の価格です。

Core i7、16GB 256GB	292,380円
Core i7、32GB 512GB	351,780円
Core i7、32GB 1TB	374,880円

※2020年5月現在のMicrosoft Storeでの価格です。価格は変更になることもございます。

主な違い

価格の安さでは、Surface Go 2です。10万円以下で購入できる手ごろさが魅力です。タイプカバーを購入しても、10万円ちょっとです。

ただスペックが全然違います。Surface Book 3の方が圧倒的にスペックが高く、価格的には比較対象にはならないですね。

まとめ：どちらを買うのがおすすめか

スペックとディスプレイサイズを考慮して、どちらの用途が適しているかが決め手になります。

持ち運びしやすいモバイルPCを持ちたいならSurface Go 2です。価格が安いので、サブの端末としても活躍します。子ども用や家族兼用で使うのもいいです。

ストレスなく、クリエイティブな作業もしたいならSurface Book 3です。デザイン系のソフトを使うなら、Core i7、16GB以上のモデルを検討しましょう。

ビジネスで使うにしても、Surface Book 3の方がいいと思います。オフィス系ソフトを使うぐらいの用途なら、13.5インチのCore i5モデルでも十分。会議やクライアントの前で、もたつくリスクは、避けておいた方がいいですよね。

私は両者ともに、実機を操作しています。当然スペックが高いSurface Book 3の方が何をするのも速いですね。ちなみに、私は「ハイスペック」にこだわるタイプなので、Surface Book 3がいいと思っています。

なお、Surfaceを購入するなら、公式通販のMicrosoft Storeがおすすめです。

Microsoftの公式サイトなら、キャンペーンを開催していることもあり、安く購入できることが多いんですよね。

↓公式Webサイトをみてみる↓

Surface Go 2

↓公式Webサイトをみてみる↓

Surface book 3

他のSurfaceと比較したい方や特徴を知りたい方は、以下ページもご覧ください。

内容は変更になる可能性もございます。利用の際は公式サイトの確認をお願いします。