格安航空ピーチ(Peach)の口コミ評価|乗ってわかったメリットやデメリット
ピーチ(Peach Aviation)は、日本国内や韓国、中国、台湾といったアジアを中心に運行する格安航空会社(LCC)です。
航空券が安いので「危険?怖いの?サービスはひどいの?」と思われるかもしれません。しかし、機内サービスの少なさや搭乗口まで遠いなどの不便さがあるだけで、安全です。私も何度も利用しています。
今回は、格安航空「ピーチ(Peach Aviation)」乗り方や実際に乗ってわかった口コミ情報を紹介します!
目次
Peachの予約・料金
Peachの最大のメリットは、料金が安いことです。例えば、関空と新千歳を往復で利用した際は以下の料金でした。
シンプルピーチ運賃(片道):6,990円(税込)
諸税・空港使用料等:690円(税込)
合計:7,680円(税込)
シンプルピーチ運賃(片道):6,090円(税込)
諸税・空港使用料等:640円(税込)
合計:6,730円(税込)
片道1万円以下で、めちゃくちゃ安かったです。日時やセールによって、料金は変わりますが、Peachは基本的に安いです。出張や一人旅、女子旅、学生旅行など、交通費を節約したいときは、本当に助かります。
Peachの予約は、Peach公式サイトや旅行代理店、航空券最安値検索予約サービスなどから予約できます。
私は、いろいろな航空会社を利用します。そのため、航空券を比較できるエクスペディアで、その日の安い航空会社を探して予約することが多いです。
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Peachの乗り方|関空から国内線利用の場合
いつまでに空港に着けばいい?搭乗手続きについて
私は、大阪に住んでいるので、ピーチの関空~成田、関空~福岡、関空~札幌に乗ったことがあります。
関空(関西国際空港)を拠点にしているPeachは、フライト先が多く便利なんです。そのため今回は、関空での乗り方を紹介します。
Peachのチェックインカウンターは、関空の第2ターミナルにあります。ほとんどの航空会社は、駅からすぐの第1ターミナルから出発ですが、Peachの場合は、無料シャトルバスで第2ターミナルに移動する必要があります。
第2ターミナルまでは、無料シャトルバスで、約5分~10分ぐらいかかります。そのため、はじめてで慣れていない場合は、最低でも1時間~1時間半前までには、関空に到着しておくことをおすすめします(国内線の場合)。
関空の場合、出発の25分前までには、チェックイン、手荷物預け、保安検査場通過をしておかなければなりません。ギリギリだと、かなりバタバタすることになります。
- 国内線の搭乗手続き
- チェックイン:出発予定時刻の90分前~30分前まで(関西国際空港からの出発は25分前まで)
- 手荷物のお預け:出発予定時刻の30分前まで(関西国際空港からの出発は25分前まで)
- 保安検査場通過:国内線:出発予定時刻の25分前まで(関西国際空港からの出発は20分前まで)
- 搭乗ゲート:出発予定時刻の20分前まで
関空以外でも、慣れていない空港では、1時間~1時間半前についておくのが無難です。駅や駐車場から歩いてチェックインカウンター、保安検査場通過、搭乗口を通過するまで、それなりに時間がかかります。トイレや買い物も考慮すると、時間の余裕は必要です。
※搭乗手続きの時間は、変更になることもございます。予約~ご搭乗の流れ|Peach Aviation公式サイトをご覧ください。
空港に着いたら、Peachの自動チェックイン機で、チェックインします。Peachのスタッフさんがいるので、わからないことは質問できます。
航空券を購入した際にメールなどで届く、予約番号またはQRコードをかざすと、搭乗券が発券されます。
ネットで座席指定していない場合や座席を変更したい場合は、Peachのカウンターで手続きできます。シンプルピーチの場合は、座席指定が有料になるので注意してください。
手荷物について
手荷物を預ける場合は、手荷物カウンターで手続きしましょう。
チェックインと荷物預けが完了したら、保安検査場を通過します。その際に、機内持ち込み手荷物の重さをチェックされます。
Peachの機内持ち込み手荷物は、以下の制限があります。
個数:身の回りの品を含め1人2個まで
総重量:1人あたり合計7.0kgまで
詳しくは機内持ち込み手荷物について|Peach Aviation公式サイトをご覧ください。
条件を超えてしまうと、荷物を機内持ち込みできません。別途料金を支払って、手荷物預けになってしまいます。
はかりがいくつか設置されています。事前に自分で重さを確認しておくこともできます。空港でのお土産購入や旅行で荷物が増えてしまった場合は、確認しておくことをおすすめします。
なぜなら、受託手荷物料金は、手荷物カウンターで手続きするよりも、インターネットで予約した方が安いからです。
インターネットで予約:1,950円(税込)
手荷物カウンターで予約:3,050円(税込)
1時間前までなら、Peach公式サイトよりインターネット予約できるとのことで、私もスマホを使って空港で予約したことがあります。航空券の予約番号があれば、その場でできます。
なお、Peachには「シンプルピーチ(受託手荷物有料)」「バリューピーチ(受託手荷物1個まで無料)」「プライムピーチ(受託手荷物有料2個まで無料)」という3つのプランがあります。そもそも、荷物が多い場合は航空券の予約時に、そのプランで予約しておきましょう。
詳しくは各種料金・手数料|Peach Aviation公式サイトをご覧ください。
搭乗口から機内へ乗り込み
保安検査場を通過したら、搭乗券に記載されている搭乗口に向かいます。出発時間が近づいてくると「何時何分発の〇〇行は搭乗口までお越しください」というアナウンスが流れます。
時間が来れば、機内に移動します。Peachは、ピンクと白のカラーリングがかわいい飛行機です。
ちなみに、関空のPeachは、ボーディングブリッジ(搭乗橋)がなく、空港内を歩いて乗り込みます。雨や強風時は大変ですが、特別感があって私は好きです。
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Peachの機内
座席
座席は、左3列、右3列で中央に通路があります。
Peachのシートは、全席革張です。シートタイプは4種類。機種により、少し差がありますが、以下のような違いがあります。
スマートシート(2-5列目および18、27列目)
プレジャーシート(前方6列目から11列目の全ての座席、ならびに14列目以降の窓側の座席)
スタンダードシート(上記以外座席主に後方)
ファストシートは、最前列だけあって、少し足元が広いです。スマートシートとプレジャーシートは前方の座席で、到着時に早く降りられます。
それぐらいの違いしかなく、普通に乗る分には、スタンダードシートでも全然いいです。国内線は1時間~2時間前後のフライトなので。
Peachのシートの足元は、他の航空会社に比べて、狭いと感じました。身長の大きい人なら、窮屈に感じるかも。
背もたれに関しては、あらかじめ倒れた状態に固定されているプレリクライニングシートが採用されています。座り心地は、悪くないです。リクライニングできたとしても、後ろの人が、かなり窮屈になり、実質無理です。
座席については、格安航空会社(LCC)という理由から、仕方ないです。
窓際の座席であれば、外の景色も楽しめます。
無料ドリンクはなし
ANAやJALでは、国内線でもドリンクを無料でサービスしてくれます。
しかし、Peachのドリンクは、有料になります。料金は200ml~350mlのミネラルウォーターやお茶、ジュースなどが、200円(税込)ぐらいです。めちゃくちゃ高くはないですが、少しでも節約したい方は、空港で購入しておきましょう。
座席には、テーブルも設置されています。
機内デジタルサービスで動画が見れる
Peachでは、WiFiのサービスはありません。飛行機が飛んでいる間は、ネットに接続できません。
しかし、Peach独自の機内デジタルサービスがあります。WiFiで機内デジタルサービスに接続すると、以下のようなサービスがスマホで利用できます。
・交通チケットの購入
・Peachのグッズ販売
・動画配信
・フライトマップ
機内デジタルサービスのWiFiは、上記サービスのみが利用できます。ネットやアプリには接続できません。
私は、暇つぶしに動画配信やフライトマップを見ています。動画配信は、バラエティ番組やアニメなどが視聴できます。ラインアップは変わると思いますが、千鳥の相席食堂があったので、ずっと見てました。
フライトマップは、どこを飛んでいるかわかるので、到着までの目安になります。
といっても、機内デジタルサービスの番組は少ないです。暇つぶしには、スマホに動画をダウンロードできるAmazonプライムやU-NEXTなどの動画配信サービスを使うのがおすすめです。
座席にコンセントやUSB端子はありません。そのため、スマホの充電はできないです。
私は、旅行や出張に行くときはAnker PowerCore Fusion 5000というモバイルバッテリーを持って行ってます。USBポートが2つ付いていて、2台同時充電も可能。めちゃくちゃ重宝しています。
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機内にトイレもある
機内の後方にはトイレもあります。ベルト着用サインが消えたら、座席から立ってトイレに行けます。
到着
到着地の空港に着いたら、荷物預けをしている場合、荷物を受け取ります。
荷物預けをしていない場合は、そのまま空港を出られます。一般的な航空会社と同じです。
関空の場合は、出発と同様に第2ターミナルの到着します。電車やバスがある第1ターミナルまでは、無料シャトルバスに乗らなければいけません。終電や待ち合わせ時間に間に合うか、注意してください。
残念だったところ
Peachのデメリットは、以下です。
・座席指定有料
・受託手荷物有料
・機内の飲み物有料
機内サービスの少なさや搭乗口まで遠いのは「料金が安い」ということで割り切っています。
私にとっては、デメリットではありません。サービスの不便さが嫌だという方は、ANAやJALを利用しましょう。
出発が遅延することがある
飛行機は、機材故障、機材繰り、天候などの影響で、遅延することがあります。遅延に関しては、どの航空会社でも起こりえることです。
国土交通省の資料によると、Peachの遅延率は約16%ほど。JALやANAは、約5%~10%程度であり、Peachは遅延しやすいといえます。
参考:特定本邦航空運送事業者に関する航空輸送サービスに係る情報公開(平成25年7~9月)のポイント
Peachが遅延する大きな理由は、機材繰りです。機材繰りとは、飛行機を飛ばすのに必要な機材や機体が揃わずに、出発が遅れてしまうことです。
例えば、関空 → 成田 → 関空のように同一の機体で、複数の路線を運航している場合があります。成田から乗る場合、天候などが理由で、関空での出発が遅れれば、成田に定刻に到着しなくなります。そのため、成田からの出発も遅れてしまうことになります。
私も成田からPeachの乗る際に、天候が理由で飛行機が到着せず、約40分ほど遅延したことがあります。私は今のところ、この1度だけ経験しました。
遅延するかどうかは、運によります。冬の雪が積もっている時期に、関空 → 新千歳 → 関空にも乗りましたが、定刻通りに出発しました。
国土交通省のデータからも、他の航空会社よりPeachは遅延しやすい結果となっています。余裕を持ったスケジュールを立てておきましょう。
ただ、Peach以外にも、ソラシドエアやスカイマークのようなLCC、MCCも遅延率は高くなっています。LCCに乗る際は、遅延は考慮しておいた方がいいです。
事故の心配は?安全性について
Peachの料金が安いのは、機内サービスの簡略化や座席が狭い、搭乗口まで遠いなど、コストの削減をしているからです。安全性に欠けるということではありません。
安全性に関しては、どの航空会社も同じ。利用する人がどこまで理解しているかにもよると思います。
私は何度も利用していますが、Peach = 悪質な航空会社という印象はありません。
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まとめ:Peachの感想
Peachは、とにかく料金が安く、気に入っている航空会社です。
格安航空会社(LCC)であり、座席の狭さや機内サービスが少ないといったことで、コスト削減をしています。国内線であれば1時間~2時間程度のフライト。個人的には全く問題ないです。それを理解していれば、最適な移動手段です。
これからも、利用したいと思います。
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