安くて快適!神戸と高松を結ぶジャンボフェリー!
神戸と高松を行き来する交通手段として人気のジャンボフェリー。
新幹線や高速バスと比べて、郡を抜いた価格の安さと広々とした快適な船内が特長です。
香川県へうどんを食べに行ったり、関西方面へ遊びに行ったりと旅行や帰省の際は大いに活躍するでしょう。
僕も、香川県出身の大阪在住ですので、学生の頃からよく利用していて、ジャンボフェリーが大好きです。
今回は、のりばへのアクセスや乗船券の買い方、船内や船旅の様子などジャンボフェリーについて紹介します!
※この記事では、神戸から高松への流れで紹介しますが、逆でも手順は同じです。
はじめて利用する人や計画を立てる際の参考になれば幸いです!
目次
事前に計画を立てておきたいこと
運行状況の確認
ジャンボフェリーは、新幹線やバスと違って、出航本数が少ないです。
基本的には一日4便しか出ておらず、出航時間は日中もあれば深夜、早朝もあります。平日と土休日でダイヤも変わります。
公式Webサイトの時刻表や電話で、事前に確認しておきましょう。
また、台風などの悪天候では、欠航になることもあります。
天気が心配なときは、電話で確認しておきましょう。
船旅の計画を立てる
船旅は、およそ4時間30分前後。小豆島経由する便もあり、便によって時間は異なります。
船旅の時間は長いですが、深夜便に乗船→就寝→朝起きたら香川県、といった具合に時間を有効活用する計画も立てられます。僕は、実際に深夜便をよく使います。
しかし、トラックの積み込みなどで、出航時間が遅れることも。その分、到着時間が遅れることもあるので、時間に余裕を持った旅の計画を立てておきましょう。
行きは新幹線で、帰りはフェリーでといった利用もいいですね。
乗船券の予約
乗船券は、当日でも購入可能です。ただし、車やバイクでの利用やレンタカー、バスセット、シングル個室など、数に限りがあるものや事前予約が必要なものは、インターネットや電話で予約しておきましょう。
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フェリーのりば(神戸)←→三ノ宮のアクセス
神戸側のフェリーのりばは、神戸港・新港第3突堤(神戸市中央区新港町3-7)です。
最寄り駅は、JR三ノ宮、阪急電車 神戸三ノ宮、阪神電車 神戸三ノ宮。
ここからフェリーのりばまでは、徒歩か連絡バスを使います。
徒歩
各三宮駅からフェリーのりばはおよそ1.6km。そのため徒歩でも行ける距離なんです。
道順はカンタンで、三ノ宮駅からフラワーロードを真っすぐ海の方へ向かって歩きます。
時間にすると15分〜20分くらいです。
ただ、トランクやリュックなど荷物が多い場合もあるので、自分と相談してみてください。
坂道ではありませんが、1カ所だけ歩道橋があります。夜は、街頭が照らしてくれるものの市街地と比べて人通りがほとんどないので、不安な人は次の連絡バスを使うとよいでしょう。
連絡バス
神戸フェリーバス株式会社運行の路線バスが出ています。料金は210円。
三ノ宮駅のバスのりばから、フェリーのりばまで直行です。出発時間は、フェリーの各便が出航する時間に合わせて2本。バスの時刻表とバス乗り場は、公式Webサイトをご覧ください。逆にフェリーのりばから三ノ宮駅までの連絡バスも出ていますよ。
乗り遅れてしまったら、タクシーを利用しましょう。料金は、約1.6kmの道のり分です。
節約したければ徒歩で。ちなみに僕は、いつも徒歩です。
車
最寄りの高速出口は、阪神高速3号「京橋」です。
ただし、神戸港のフェリーのりばの敷地内に駐車場はありません。旅行の期間中に駐車しておくなら民間の駐車場を利用することになります。
もしくは、車ごとフェリーに乗って旅をするかですね。
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フェリーターミナル到着から乗船までにやること
出航のどのくらい前に着いていればいいの?
およそ30分前には着いておきたいところ。乗船券を買う必要があるので。
それに船内でいい場所をとりたければ、できるだけ早い方がいいです。お正月やゴールデンウイークなどの繁忙期は、1時間前でも長蛇の列ができていることがありますよ。
乗船名簿を記入する
まずはカウンターに設置されている「乗船名簿」に氏名や住所を記入します。これを記入しないと乗船券を買えません。何かあったときにも連絡がとれるようにするための、船独特のルールですね。
乗船券を買う
記入した乗船名簿を持って、カウンターで乗船券を買います。現金、クレジットカードが使えました。
運賃
大人一人2,000円前後と覚えておきましょう。というのも深夜や繁忙期によって料金が異なるからです。およそ数百円前後します。
10年前は、1,700円くらいで乗れていたのですが、少しずつ値上がりしていますね。それでも十分に安いですが。
乗用車やバイクでの乗り入れも可能。自転車もOKです。ただし、車両分の料金がかかります。
詳しくは、公式Webサイトの運賃をご覧ください。変動しますので、都度チェックが必要です。
往復割引や団体割引、レンタカーとのセット券など安く買う方法もありますよ。
待ち時間でフェリーターミナルを楽しむ
神戸のフェリーターミナルは、数年前にリニューアルして見違えるようにキレイになりました。昔は、もっとボロかったですw。
待合室、自動販売機、完全バリアフリー対応など施設も広々と使いやすいです。
なお、三階の展望デッキからは、ポートタワーをはじめ、神戸港の景色が見られます。
混雑していると、乗船のための行列ができるので、いい場所をとりたい場合は、ウロウロせずに列に並んでいたほうがいいと思います。
乗船
フェリーへの乗船がはじまるとアナウンスが流れます。ウォークマンなどで聞き逃さないようにしましょう。置いてけぼりをくらいますw。人の流れが把握できるので、待合室でいるのが一番です。
高松からのフェリーの到着が遅れると、出航予定時刻が遅れることもあります。この間、僕が乗ったときは、予定出航時間より45分も遅れました。
ジャンボフェリーの船内を徹底紹介!
続いて船内の施設や様子を写真付きで紹介します!ジャンボというだけあってかなり広いです。長い船旅を楽しめる工夫も随所に見られますよ。フェリーの名前は、「こんぴら2」です。
エントランス
乗船するとまず出迎えてくれるのがエントランスです。想像以上に豪華ではありませんか?テンション上がります。
和室【客室】
ジャンボフェリーの客室といえばこの大広間。足を伸ばせて寝られるので、長い船旅を楽に過ごせるのです。そのため、大人気なんですよね。
常連さんは、船に乗ると真っ先に和室の一角を確保するため走ります。ここを確保するためにフェリーのりばに早く行って、並ぶ人も少なくありません。熾烈な争いが繰り広げられますw。
場所とりは自由。仕切りもないため他人と方を並べて寝ることになります。
昔は、2階だけだったのですが、今は3階にも和室が設けられていますので、こちらもおすすめです。
僕は、このゲームセンター横の和室で一夜を過ごしました。和室というかゴザが敷いてあるだけですがw
素晴らしいのが、電源コンセントが約20箇所・40口以上も設置されているのです!暇つぶしにスマートフォンやゲーム機を使っても充電できるのはうれしいですね。旅の本番前にスマートフォンの充電が切れると悲しいですから。
和室の床は、絨毯が敷かれているものの、固いです。荷物を枕にしたり、あらかじめ毛布を持ってきたりと対策が必要です。
船が動き出すと床が振動するため、落ち着かない人もいるはず。そういう人は、次に紹介する洋室を利用しましょう。
洋室【客室】
洋室は、リクライニング式のうどん県シートやソファー&テーブル席があります。全席、電源コンセント付きです。リクライニング式のシートは、新幹線やバスの座席と同じようなものです。
和室と違って、自分の席を確保できるため、気を使わなくていいです。でも、こういうイスで寝られない人もいますよね。僕もそうですw。寝るなら和室、くつろぐなら洋室です。
なお、繁忙期は、巨大なジャンボフェリーにあふれる程の人が乗ります。和室、洋室関係なく通路で寝たり座ったりする人もたくさんいます。長旅で疲れてしまうので、早くフェリーのりばに到着しておくか、新幹線やバスを利用する方がいいでしょう。まぁ繁忙期は、何に乗っても混みますけどね。
女性専用ルーム【客室】
リクライニングシートやカーペット和室が完備された女性のための客室。和室では、男女共に同じ部屋で横になるので、それが嫌な人にとってはうれしいですね。
女性専用のシャワー室や朝シャン化粧台、授乳室までりますよ。
子供専用ルーム
小さな子供は、ぐずる可能性があるので、子供専用ルームがあるのは助かりますよね。子供連れのファミリーにとって大きなポイントではないでしょうか。狭い新幹線やバスと比べると格段に楽なはずです。
しかし、残念ながら男性は入られません。
個室
別途料金がかかりますが、ベットが完備された個室があります。周りを気にせずゆっくり過ごせますね。
売店
お土産やお菓子、耳栓などの備品が販売されている売店。DVDのレンタルまであります。
価格は良心的。お土産の買い忘れやお腹がすいたときも利用しやすいです。
名物「フェリーうどん」や特製カレーうどんも食べられますよ。人気があり、乗るたびに楽しみにしている人もいると思います。
なお、深夜便は、売店が閉まってしまうことがあるため、注意しましょう。僕が乗ったときは、深夜3時まででした。
飲み物やアイスクリーム、軽食が買える自動販売機も多く設置されています。
娯楽施設
アーケードゲームやUFOキャッチャーが楽しめるゲームセンターです。マッサージチェアなどもあり、長い船旅を退屈させない工夫が随所に施されています。
展望デッキ
フェリーは、船内から外に出ることができます。
四方に広がる瀬戸内海の海や島の景色を楽しめますよ。夜の便は、港近辺の夜景を以外は、真っ暗でほとんど何も見えませんがw。
最も人気のビューポイントは、本州と淡路島を結ぶ明石海峡大橋の下をくぐるとき。多くの人が展望台に出てカメラをかまえます。
なお、船が動き出すと風が強くなるので、帽子などを飛ばされないように注意しましょう。それに、柵の下は海です。落ちるとしゃれになりませんので、はしゃぎすぎにも注意です。
乗用車やトラックで乗り入れるときはここに止めます。あえて、車で寝る人もいますよ。
出航~到着までの過ごし方
およそ4時間30分前後の船旅は、想像以上に長いです。いろいろな施設はあるものの絶対に4時間も持ちませんw。誰かと一緒なら話ができますが、寝てる人もいるのであまり騒げません。
寝るとあっという間に到着するのですが、船の揺れや雑音で眠れない人もいるでしょう。
せっかくのゆったりした時間ですので、手持ち蓋さにならないように本やゲーム機、スマートフォンなど、遊べるグッズを持って行きましょう。客室のところで紹介したよう、コンセントがあるので、取り合いにならなければ充電もできます。
到着の合図は「歌」
船が港に近づくと突然に歌が流れ始めます。この歌は、フェリーに乗ったことがある人の中で話題になるほど、耳に残る歌なんです。
その曲とは、早見になさんが歌う「二人を結ぶジャンボフェリー」。
どんな歌かは以下の動画をどうぞ。
聞いたことがある人は、なんとも言えない気持ちになったのではないでしょうかw。聞いたことがない人は、是非覚えておいて、船内で流れる独特の空間を楽しんでみてください。
こちらは、作詞・作曲・編曲を手がけた森香さんバージョン。かなり渋いですね。
この曲が流れ始めると常連さんは、降りる準備をはじめます。ただし、焦る必要はありません。最初に歌が流れてから到着するまでに20分くらいかかります。
ほんとうの到着は、「高松東港に着岸しました」というアナウンスが流れます。
ただし、繁忙期は船を降りた後の連絡バスが混雑します。早くバスに乗りたい人は、歌が流れはじめたら出口に並んで待っておきましょう。
高松東港←→高松のアクセス
フェリーのりばである、高松東港から高松駅までは距離があります(3、4kmほど)。
そのため、JR高松駅とフェリーのりばを結ぶ連絡バスが便利。車(レンタカー)がない人は、ほとんどこの連絡バスに乗ります。
しかも、神戸と違って料金は無料。時間は約10分ほどです。
ある程度の人が乗ると出発するので、船を降りたらすぐにバスのりばに向かいましょう。混雑時は、初便に乗られないことも。2台目の出発に時間がかかることもありますので、注意してください。
高松駅からのバスのりばや時刻表は、公式Webサイトをご覧ください。
ちなみに無料の駐車場もあります。神戸は、バスは有料、駐車場はなし。かたや高松は、バスは無料で駐車場も無料。都会と田舎でこんなに違うのですね。
なお、香川県は、交通機関が発達していません。有名なうどん屋や観光地は駅から離れている場合が多く、車があったほうが絶対に楽しめます。レンタカーを利用するのはかなりおすすめです。複数人での旅行であれば、人数で割ると安いです。
↓公式Webサイトをみてみる↓
まとめ
ジャンボフェリーの特長をまとめると、
「とにかく安い!時間がかかるけど、施設が充実しているから快適!でも、混雑時は注意してね」
といった具合です。
長い間、愛されているジャンボフェリー。旅を楽しんでもらいたいという工夫がたくさんあって、好感が持てることが愛される理由ではないでしょうか。
これからも多くの人を運び続けてほしいです。
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