新幹線のグリーン車と普通車の違い|メリットやデメリットを紹介
新幹線には、グリーン車と普通車があります。
グリーン車と普通車の大きな違いは、グリーン車は座席が広く設備が整ったワンランク上の車両、普通車は一般的な座席です。グリーン車は運賃が高いというデメリットもありますが、快適に車内で過ごせるのが大きなメリットです。
このページでは、新幹線のグリーン車と普通車の違いについて紹介します。
新幹線のグリーン車と普通車の違い
本ページでは、東海道新幹線のN700Aグリーン車を例に、グリーン車と普通車の違いを紹介します。
新幹線のグリーン車と普通車の違いは、車両の違い、座席の違い、料金の違い、混雑の違いがあります。
路線や列車によって異なりますが、基本的にグリーン車のメリットは「ワンランク上の快適な車両」と考えてください。デメリットは、普通車に比べて、料金が高いです。
車両の違い
東海道新幹線の「N700系・N700A・N700S(こだま・ひかり・のぞみ)」は、16車両編成です。
グリーン車は、8号車、9号車、10号車です。普通車よりも車両の数は少ないです。
新幹線の真ん中付近の車両であることから、駅ホームの階段やエスカレーターにも、行きやすくなっています。
トイレは、2車両に1か所あり、普通車でもグリーン車でも困ることはありません。
グリーン車は、指定席となっており、切符の購入時に予約が必要です。切符に記載されている車両を確認してホームで待ちましょう。東海道新幹線の車両では「GREEN CAR」と書かれたマークがあります。
普通車は、自由席と指定席があります。自由席は、空いていれば好きな場所に座れます。
自由席と指定席の違いは、以下ページをご覧ください。
座席の違い
新幹線のグリーン車と普通車は、以下のような違いがあります。
グリーン車
グリーン車の座席は、4列シート(通路を挟んで左右2列づつ)です。
普通車は5列(通路を挟んで2列と3列)となっており、グリーン車は座席が広いメリットがあります。
上記は、東海道新幹線のグリーン車の座席です。幅が広く、どっしりとした座席です。
足元も広く、ゆったりとしたスペースです。床は、絨毯が敷かれていて、歩いた時の感触がいいです。
足元のフットレストは、ペダルを踏むことで、好みの位置に調整できます。床の絨毯と同じ素材で、ふんわりしています。
リクライニングは、ひじ掛けにあるレバーを前後に操作することで、電動で調整できます。
真ん中のひじ掛けには、コンセントが2つ付いています。
スマホやノートパソコンの充電も可能です。ひじ掛けも幅が広いです。
ひじ掛けの側面についているボタンは、読書灯とレッグウォーマーです。レッグウォーマーをオンにすると足元に温かい空気が流れます。
読書灯は、オンにすると座席の背もたれにあるライトが光ります。
前面には、折りたたみテーブルが付いています。お弁当や飲み物を十分に置ける広さです。
ひじ掛けの中には、サイドテーブルもあります。収納された状態なので、気づきにくいですが、フタを開けると取り出すことができます。飲み物や小物を置くのに便利です。
ジャケットをかけられるハンガーもあります。
グリーン車の座席は、全体的に設備が多く、快適な車内を過ごせるメリットがあります。
普通車
普通車は、自由席や指定席がある車両です。
普通車の座席は、5列シート(通路を挟んで2列と3列)です。そのため、4列シートのグリーン車の座席よりも狭くなっています。
ひじ掛けもグリーン車より細く、フットレストやレッグウォーマー、読書灯、もありません。
床に絨毯もしかれていないです。
テーブルは、折りたたみテーブルが付いています。サイドテーブルはありません。
コンセントは、窓際の座席の下にあります。別の人が窓際に座っていると、使いづらいです。
料金の違い
グリーン車と普通車(自由席・指定席)は、料金が異なります。
例えば、新大阪⇔東京ののぞみ号の料金の違いは以下です。
指定席:特急券5,810円 + 運賃8,910円 = 14,720円
グリーン席:特急券10,680円 + 運賃8,910円 = 19,590円
運賃は同じですが、座席によって、料金が異なります。指定席とグリーン席を比べても、5,000円近くグリーン席の方が高いです。
その分、設備が充実しています。
混雑の違い
グリーン車と普通車(自由席・指定席)では、混雑具合も異なります。
例えば、指定席で予約がいっぱいの場合でも、グリーン車は空席がある場合があります。
また、普通車(自由席・指定席)は運賃が安いことから、乗客が多いです。そのため、さわがしさはあります。
グリーン車は乗客が少なく、静かな空間になっていることが多いです。また、隣の座席に人が座る可能性も低くなります。
ゆっくり仮眠したい方や仕事をしたい方にも、グリーン車はおすすめです。
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まとめ
新幹線のグリーン車と普通車は、座席の設備や料金に、大きな違いがあります。
グリーン車は、座席が広く、コンセントや読書灯やレッグウォーマーなど設備が充実しているメリットがありますが、料金は高くなります。
普通車(自由席・指定席)は、座席がグリーン車よりも狭く、設備が少ないですが、料金が安いです。ただし、混雑している可能性も高くなります。
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