VAIO S13実機レビュー｜13.3型ノートパソコン
VAIO S13は、Windows 11を搭載した13.3型のノートパソコンです。
薄型軽量のボディで、持ち運び用のノートパソコンにおすすめ。オフィス系ソフトを使った資料作成やWeb会議など、事務作用用途に適しています。
今回は、VAIO S13（2025年3月発売モデル・型番VJS1368）の実機をレビューします。
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VAIO S13レビュー
VAIO S13（2025年3月発売モデル・型番VJS1368）は、以下のような特徴があります。
- VAIO S13の特徴
- 13.3型のノートパソコン
- Windows 11搭載
- インテル Core プロセッサー搭載
- 約1.019kgの軽量ボディ
- 縦横比16：10ディスプレイ
- 最大約8.0時間/21.0時間（動画再生時/アイドル時）の長時間駆動
- 高速スリープ復帰、急速充電対応
- AIノイズキャンセリング機能
- オンライン会議に最適なセキュリティ機能
- ブラック、ブロンズのカラー展開
次項から、詳しくレビューします。
デザイン・ディスプレイ
VAIO S13のカラーは、ブラック、ブロンズの2色展開です。本ページで紹介するのは、ブラックです。
VAIOらしい上品で美しいデザインです。天板のロゴは、メタリックなシルバーとなっていて、高級感もあります。
アメリカ国防総省制定のMIL規格（MIL-STD-810H）に準拠した品質テストもクリア。そして、VAIO独自で数十項目におよぶ品質試験を実施しています。落下や圧力といったアクシデントも想定した堅牢ボディとなっています。
液晶は、13.3型ワイド（16:10）です。
一般的なノートパソコンのディスプレイは、16:9の比率です。しかし、VAIO S13は、縦の情報量が多い、16:10を採用。エクセルやワードといったオフィス系ソフトやネット閲覧など、縦に長い資料を閲覧する際に、一覧で見やすくなります。
本体サイズは、約幅299.3mm × 高さ17.7～19.6mm × 奥行221.1mmです。上記は、一昔前の13.3型のノートパソコンとVAIO S13を比較したサイズ感です。
VAIO S13は、ベゼルの幅が狭く、14型でありながらも、本体サイズがコンパクトでスタイリッシュです。カフェのテーブルやカウンター席などでも、作業がしやすくなっています。
重量は、約1.019kg～1.056kg（構成により異なる）。薄くて、とても軽いです。出張や旅行でもバッグに入れて、持ち運べます。
ディスプレイは、180度傾きます。対面の相手にも、画面を見せやすくなります。ただし、タッチパネルには、非対応です。タブレットのように使うことはできません。
薄型で横から見てもスタイリッシュです。
キーボード
キーボードは、日本語配列です。テンキーは付いていません。
キーストローク（キーが沈み込む深さ）は約1.5mm。打刻感があり、テキスト打ちや資料作成はしやすいです。
また、キートップ中央を皿形状に約0.3mmくぼませることで、指のフィット感を向上させています。これにより、タイプミスを軽減。
UV硬化塗装により、キートップの防汚性にも考慮されています。
ディスプレイを開くと傾斜がつき、手首にかかる負担を軽減してくれます。
スペック
今回は、Windows 11 Pro、インテル Core 7 プロセッサー 150U、メモリ16GB、SSD 512GBのスペックで検証しました。
上記は、起動からネット接続したときの動画です。起動が速く、すぐに仕事や作業に取り掛かれます。起動音も静か。
ベンチマークソフトのCrystalDiskMarkによるSSDベンチマーク（SSDの性能を計測）結果です。PCIe接続は、高速なデータ転送が可能な規格で、最近のノートパソコンでは一般的です。
左が読み込み速度（4995.31MB/s）、右が書き込み速度（2795.35MB/s）です。1秒あたり何MBを読み込み、書き込みできるかの数値を計測しています。3000MB/sを超えていることから、ノートパソコンとしては、かなり高速な結果であるといえます。
構成や性能にもよりますが、HDDは150MB/s前後、SSD（PCIe対応）対応のノートパソコンで2500MB/s前後、高性能なゲーミングPCなら3500MB/s前後ぐらいです。
上記は、シャットダウンの動画です。シャットダウンもとても速いですよね。音も静かです。
上記は、ネット閲覧した動画です。反応速度もよく、サクサクとページ遷移できました。資料作成やネット閲覧、動画視聴、オンライン学習などの事務用途であれば、問題ないスペックです。
CPUは、インテル Core 7 プロセッサー 150U、インテル グラフィックスです。CPUベンチマークソフト「Cinebench Release 20」での計測結果です。
シングルコアテスト：398pst
ハイパフォーマンスと省エネルギーを両立させたインテル Core プロセッサーを搭載。
スペック的には、オフィス系ソフトでの事務作業やネット閲覧、動画閲覧、Web会議、オンライン学習などに問題ないスペックです。
なお、VAIO S13のカスタマイズモデルでは、Core 7 プロセッサー 150U、Core 5 プロセッサー 120U、Core 3 プロセッサー 100UのCPUを選択できます。事務作業であれば、Core Ultra-5 + メモリ16GBで十分です。
余裕を持たせたい方は、Core 7 プロセッサー + 32GBがおすすめです。価格は高くなりますが、負荷がかからない動画編集やゲームもできます。
ただし、高性能なスペックを要するゲームや動画編集をするには、NVIDIA GeForceなどのグラフィックスカードを搭載したパソコンの方がおすすめです。
端子・通信・充電
VAIO S13の外部端子は以下のような構成です。
| USB | USB 5Gbps(USB 3.0) port×2、USB Type-C×2、 |
|---|---|
| HDMI | HDMI出力×1 |
| SDカード | なし |
| 有線LANコネクタ | 1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T×1 |
| SIMカードスロット | nanoSIM + eSIM（本体カラー：ブラックで選択可能） |
| その他 | ステレオミニ端子(ヘッドセット対応)×1 |
USB Type-AとType-Cを搭載していて、十分な外部端子を兼ね備えています。スマホ充電やマウス、USBメモリ、外付けHDD、外付けDVDドライブなどの周辺機器も接続しやすいです。
通信は、Bluetooth 5.3、Wi-Fi 6Eに対応しています。イヤホン、スピーカーなどBluetooth機器の接続やワイヤレスでのインターネットが可能です。
また、nanoSIM + eSIMをオプションで付けることも可能です（本体カラー：ブラックで選択可能）。nanoSIMに対応し、5Gの高速インターネットが可能です。「WiFi環境がない」「インターネット環境がない」場所でも、SIMカードを使うことでインターネットができます。通信事業者を選ばないSIMフリーで、格安SIMも利用できます。
充電は、アダプターが付属しています。約185gの軽量&コンパクトで邪魔になりません。持ち運びも楽です。
バッテリー駆動時間は、最大約21.0時間（アイドル時・メーカー記載）の長時間駆動です。余裕をもって使えます。
1時間で、約65%充電可能な急速充電にも対応しています。急な外出でも安心です。
テレワークやビジネスに快適な機能（カメラ・音・セキュリティ）
VAIO S13は、テレワークが快適に行える機能が充実しています。
Webカメラは、92万画素（HD カメラ Windows Hello 顔認証対応）を搭載。ZOOMなどのWeb会議でも問題ない画質です。
スイッチを切り替えるとカメラのシャッターが閉じます。Webカメラをハッキングされると、遠隔操作で盗撮されたり、映像が流出したりといった被害にあうケースもあります。物理的にシャッターを閉じれる機能は、セキュリティ対策にも有効です。自宅でのZOOM会議中に、急に子供が映り込んでも、すぐに隠せます。
また、Web会議をより快適に使える以下の機能を搭載しています。
プライバシーフレーミング（背景が必要以上に映り込まないよう手動で調整）
デジタルプライバシーシャッター（カメラの映像を停止できる）
カメラ映りを最適化する機能（自動での明るさ調整、ぼかし機能など）
AIノイズキャンセリング機能（騒音などの環境ノイズを除去）
テレワークやビジネス、オンライン学習にも最適です。
上記は、VAIO S13で音楽を再生した動画です。ステレオスピーカーを内蔵。すっきりとした聴き取りやすい音質で、よほど音にこだわりがなければ、別途スピーカーはなくてもいいです。
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価格と購入方法
VAIO S13の価格は、約17万円～28万円が目安です。CPUやメモリなど、選ぶスペックにより異なります。
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まとめ
VAIO S13は、13.3型のノートパソコンです。
軽量コンパクトで、持ち運び用のノートパソコンにおすすめ。
カメラ機能やキーボードなど、使いやすさに考慮された機能と設計で、パソコン作業をより快適にすることができます。
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