配当利回りの計算方法
株式投資の楽しみの一つに配当金があります。
インカムゲインでは配当金の他に、株主優待がありますが、基本的に日本独自の制度で、しかも海外の投資家には発送されません。
株主優待は、海外でも実施している企業がまれにあるそうですが、基本的に多くの投資家にとって配当金の方が重要度は高いと思われます。
キャピタルゲインを狙わずインカムゲインに徹する投資家には特に重要ですね。
配当利回りはPERやPBRと並んで、割安株を発掘する場合にもよく用いられる指標です。その配当利回りの計算方法を紹介します。
配当利回りは、
1株あたりの年間配当金を現在の株価で割って
算出します。
1株あたりの年間配当金が30円で現在の株価が1,500円の場合
30円÷1,500円=0.02
で配当利回りは2%となります。
よって株価が下ると配当利回りは上昇します。(30円÷1,000円=0.03で3%)
では、どのくらいのパーセンテージであれば、配当利回りが高い企業であるといえるのでしょうか。
日本経済新聞の国内の株式指標に掲載されているので目安になるかと思います。
統計でみると大体1%台後半から2%前半くらいですね。リーマンショックが起こった2008年9月頃から2009年前半付近は
他の年に比べて平均利回りが高くなっています。
株価が下落したため利回りが上昇したことが考えられます。
配当利回りが高く、さらに株主優待を実施している企業であれば、投資の判断基準が上がりますね。
ですが注意点もあります。業績が悪いのに高い配当金を出している企業です。
業績が悪化して無配や減配にする企業もありますが、無理して配当金を出していると、株価も下落し配当利回りも上昇します。
配当利回りは、あくまで目安として投資の判断に役立てたいと思います。
※投資は自己判断でお願いいたします。
内容は変更になる可能性もございます。利用の際は公式サイトの確認をお願いします。