スーパーの「半額」で損をしないための心得
スーパーで閉店間際にバシバシ貼られる「半額!」や「3割引!」のシールに弱い人は多いのではないでしょうか?
消費期限の近づいた惣菜や生鮮食品が安く食べられるとあって、僕もつい手を伸ばしてしまいます。しかし、安さに引き寄せられて買ってしまうと逆に損をしてしまうかもしれません。
今回は、魅力的なスーパーの「半額」で損をしないための心得について考えていきます。
買い過ぎはただの浪費
食べることは人間が生きるために必要なことです。そのために食べ物を買うことは「消費」であり、適切なお金の使い方といえます。ただし、これがいきすぎると「浪費」になってしまいます。
「半額」の魅力はなんといっても安さです。そのため、あれもこれもと普段買わないような量の食品を買ってしまう。結局残して捨ててしまったり、食べ過ぎてしまったりすると、ほんとうに無駄です。
また、500円のから揚げは買うのを迷いますが、250円になったとたん、迷わずカゴに入れてしまいます。スーパーの惣菜にしては250円でもそこそこの出費ですが、感覚がマヒしてしまうんですよね・・・。それを2つも3つも買ってすごく得した気分になってしまうんです。
だから、買い過ぎは要注意。自分がいつも食べている量を買いましょう。冷凍保存できるものは、買ってもいいかもしれませんね。
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賞味期限と消費期限の違いを知る
安くなるという大半の理由は、賞味期限か消費期限が近づいているからです。スーパーからしたら安くしてでも売り切ってしまいたいわけですね。この言葉だけ見てしまうとほとんど同じですが、この両者には大きな違いがあります。
▽消費期限
お弁当や洋生菓子など長くは保存がきかない食品に表示してあります。
開封していない状態で、表示されている保存方法に従って保存したときに、食べても安全な期限を示しています。消費期限内に食べるよう▽にしましょう。▽賞味期限
ハム・ソーセージやスナック菓子、缶詰など冷蔵や常温で保存がきく食品に表示してあります。
開封していない状態で、表示されている保存方法に従って保存したときに、おいしく食べられる期限を示しています。賞味期限内においしく食べましょう。ただし、賞味期限を過ぎても食べられなくなるとは限りません。
主に、その日のうちにでも消費しないと傷んでしまうような生ものは、「消費期限」が明記されています。惣菜コーナーや生鮮食品コーナーのものは、ほとんど消費期限です。毎日のように割引になるのは、消費期限の方ですね。
一方、賞味期限は、その日を過ぎるとおいしく食べられる状態を逃してしまうものです。よく「おつとめ品」としてワゴンに陳列されているお菓子や缶詰は、賞味期限のものがほとんどでしょう。
この違いから、消費期限のものは買い過ぎ注意です。消費しきれないかもしれません。でも、賞味期限の方は、賞味期限より数週間や1ヶ月前から割引になるケースが多く、まだまだ食べられます。仮に過ぎてしまっても味が落ちるだけで、ある程度なら食べられます。激安スーパーでは、あえて賞味期限の近いものを大量に仕入れて、安い価格で売っているんじゃないかってものもあります(たぶん)。
賞味期限の方で、自分の好きな商品なら多めに買ってもいいかもしれませんね。
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自分で作った方が安くておいしい
スーパーは安くておいしい食材が集まる宝庫です。でも、「半額」を見つけると迷わずそっちに目がいってしまいます。
ここでよく考えてみると、いくら半額でも量を作るなら普通に食材を買って自分で作る方が安い場合もあるのではないでしょうか。
例えば、野菜炒めなら数百円の野菜と肉で家族4人分くらい作られます。もやしなんて20円くらいですから。ごはんも自宅で炊けば安上がりなうえ、ホカホカです。弁当を買うくらいなら、おかずだけ買ってごはんを炊くのがおすすめです。
できたてのおいしいさに勝てるものはありません。割引シールが貼られた、揚げ物は絶対にサクッとしていませんから。
おいしさを優先するなら、例えインスタントラーメンでも自分で作ったほうがおいしいです。
「時間」と「健康」を損ねる
割引になるのは概ね、閉店間際の夜遅くです。最近では営業時間の長いスーパーもたくさんありますから、22時や23時になることもあります。
この時間帯に惣菜コーナーが人だらけになるのは、スーパーの風物詩といってもいいでしょう。
でも、いくら安いからといって、この時間まで待つと遅い時間に食べることになります。夜遅くにカロリーの高い惣菜や弁当をいくつも食べると太ることは容易に想像できますよね。
その安さにつられて健康を損ねてしまっては、長い人生の中で大きな出費になるかもしれません。
また、規則正しい時間での生活にも支障をきたします。仕事でも趣味でも最大限にパフォーマンスを発揮するためには生活リズムは大切です。ちょっと大げさかもしれませんが、スーパーの半額より、食べる必要がある時間に必要なものを買って食べる方が、健全な投資といえるでしょう。
まとめ
結果、損得で考えれば、必要なものを必要なだけ買うのであればお得です。
廃棄をなくすという意味では、エコ活動といえるかもしれません。また、最近では、食品の廃棄をリサイクルする企業努力もしていますよね。
ロスが「投資」に変えられるようになれば、スーパーから割引シールが消える日がくるかもしれませんね。
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