巻き返せ!ヴィレッジヴァンガードから期末配当金が到着!
「遊べる本屋」のヴィレッジヴァンガードコーポレーションより第26期 期末配当金領収書が届きました!配当金に加え、ビジネスレポート「第26期株主の皆様へ」より事業の経過や今後の課題も紹介します。
事業の経過と成果
お客様に新しい発見や驚き、楽しさを提供できる空間づくりを目標に、業態別店舗タイプ別営業施策を講じ、よりお客様のニーズに沿った品揃えや売場作りに取り組んでまいりました。しかしながら、当連結会計年度における当社の既存店売上高前年同期比は94.6%と、前年を下回る結果となりました。
売上高は、76百万円の減収、利益面でも37百万円の営業損失となりました。詳しくは、ヴィレッジヴァンガードコーポレーションIRにて。
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今後の課題
以下の3つを今後の課題としてあげています。なかでも、POSシステムを活用しての販売拡大に注目です。
人材育成
店舗運営に関するマネジメントができる「人材」の育成、および従業員採用から能力開発までの教育に要する期間の短縮が、必要条件であると考えております。
商材の開拓
当社の店舗がお客様の支持を受けるための重要な要素に「他にないユニークな商材を継続的に投入していくこと」があげられます。お店の景色の変化とヒット商品導入のバランスを考慮しながら商材の開拓ならびに仕入れを行っております。
棚卸資産のコントロール
仕入量と質のコントロールが適正におこなわなければ、売上と仕入のバランスが崩れ棚卸資産が増加する恐れがあります。これに対応するため、POSシステムから抽出されるデータを活用し店舗指導のための指標管理を行っております。
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個人的なヴィレッジヴァンガードへの要望
ヴィレッジヴァンガードは、以下のコンセプトを掲げています。
「モノを買う」というニーズを満たすだけでなく、「モノとモノの融合、モノとコトの融合」によって新しい発見や買い物の楽しさをお客様に提供することを目指している。
ヴィレッジヴァンガードは、立ち寄っても何も買わない人も多いはず。僕もその傾向はあります。それを解消するために、売り場づくりに関しては、リアル店舗でしかできない、POPや接客をもっと機能させてほしいですね。それによってお客様が気づいていないニーズが生まれます。POPのような手作りの演出は、ヴィレッジヴァンガードにとって、得意分野ではないでしょうか。ここの陳列やセレクトは、なぜか手にとってみたくなる魅力をすでに持っていますので。
これに関しては、やっぱり!「モノ」を売るな!「体験」を売れ!
の著者でもある藤村 正宏氏のブログが参考になります。
「品揃えと価格だけの店は、ネットショップに客を奪われる。」
それと、昔に比べて遊べる本屋の「遊べる」部分が強くなっているように思います。もっと「本屋」としても充実してほしいですね。雑貨は好き嫌いがはっきりでますが、本はふらっと立ち寄れるきっかけになるほど魅力的です。
株主優待と配当金の成果
【2769】 ヴィレッジヴァンガードコーポレーション (東証JQスタンダード)
株主優待:なし
保有株数:100株
権利確定日:2014年5月末日
配当金:14円×100株-284円(税金)=1,116円
まとめ
ヴィレッジヴァンガードは、なんといっても株主優待の太っ腹具合がすごいです。「ヴィレッジヴァンガードから株主優待が到着!」
一時に比べて勢いがなくなった感もありますが、まだまだポテンシャルの高い会社だと思っています。業績が悪化しても配当と株主優待は維持していますし、これからも注目の会社ではないでしょうか。
※この記事はヴィレッジヴァンガードの「第26期株主の皆様へ」より一部引用しています。
内容は変更になる可能性もございます。利用の際は公式サイトの確認をお願いします。