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月間650万PVだと!?怪物ブログ「LIG」を分析して学んだPV爆上げの秘密


企業のオウンドメディアが失敗する理由は、「金なし」「時間なし」「やる気なし」という3大言い訳が原因だと思っているのですが、見事にそれを打ち破り、快進撃を続けているブログがあります。

そのブログとは、台東区にあるWeb制作会社「株式会社LIG」が運営するLIGブログです。

Web関連の仕事をしている人、否、インターネットをする人なら、一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。

現在、LIGブログは、月間650万PV以上の数字をたたき出すほどのオウンドメディアに成長しています。

この快進撃を続けられる秘密はどこにあるのか。

ブログ運営者として学ぶことがたくさんありそうなので、「PVを増やすためには何が必要か」という視点でLIGブログを分析してみました。

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マジメ記事と面白記事のバランス

ブログの核となるのは、なんといってもコンテンツです。PVを集めるには良質なコンテンツが不可欠です。

それでは、LIGブログのコンテンツと聞くと、どのような印象があるでしょうか?

広報の仕事についてと中小企業にこそ広報担当が必要な3つの理由」のような「すごく役に立った!」という印象か、それとも、「伝説のウェブデザイナーを探して」のような「声出して笑った!」という印象か。

概ねこの2つの印象を感じることが、ほとんどではないでしょうか。

このように、LIGブログのコンテンツは、マジメ記事と面白記事の2つに分けられます。

この両者について、マーケジンのインタビュー記事では、以下のように答えています。

面白コンテンツは全体の約2割くらいで、残り8割はマジメ記事なんです。
引用:「認知増加というレベルに留まってはいけない」月間約410万PVで独立採算のメディアを運営するLIG

2割と8割。そう聞くと、どうしてもパレートの法則が思い浮かびますね。

▽パレートの法則とは

経済環境において、全体の数値の大部分は、一部の要素が生み出しているという説のこと。

引用:コトバンク

ブログのPVをパレートの法則に当てはめてみると、「全PVの8割は、全体の2割の記事が生み出している」となります。

ということは、2割の面白記事が全体の8割のPV数をたたき出していることになります。

さすが面白記事!と言いたいところですが、LIGブログの場合、次項で書くようなことを考えると、少し違和感を感じました。

結論からいうと、LIGブログは、印象の強い「面白記事」ではなく、PV数のほとんどが「マジメ記事」で成り立っています。

「面白記事」がファンを生む

LIGブログの面白記事は、会社という枠組みがありながら、ぶっ飛んだアイディアを配信することで、オウンドメディアの新しいカタチを作ったといっても過言ではありません。

ところで、この面白記事。そもそも何のためにやるのでしょうか。

お固い会社なら即却下されそうなことも平気でやっていますよね。

しかし、この即却下されそうな面白記事こそ、ファンを生むために必要な要素なんです。

僕も面白記事がなければ、それほどLIGブログを意識することはなかったと思います。もしかしたら、記憶に残らなかったかも。

なぜなら、マジメ記事は、その一瞬は「役に立った」とものすごく感謝するのですが、ブログ名まで覚えて再訪問するってあまりなくはありませんか?

ブログというメディアは、1ページで内容が完結することがほとんど。そのため「ブログ」という認識ではなく「記事」としての価値をみてしまうからです。

一方、面白記事は、「何だこのブログは!?」「また何かやってくれそう!」という印象を持たせ、ファンになってくれる可能性が高くなります。

SNSやブックマークから定期的に見にきてくれるファンが増えると強いですよね。

面白記事によって、用事がなくてもちょっと寄り道したくなるような魅力を生み出しているのです。

ただし、面白記事は、一発屋になってしまう可能性が高いです。ニーズがあるキーワード設定をしていないと検索エンジンからの流入が見込めませんから。

しかも、常に面白記事でバズを狙おうとすると労力がかかるうえに、アクセスが安定せずしんどいです。

そこで必要になるのがマジメ記事です。

「マジメ記事」が信頼を生む

マジメ記事は、いわゆるお役立ち記事のこと。ユーザーにとって、ニーズがある情報を提供することで、信頼を生みやすい記事といえます。

冒頭でも書いたように、LIGブログは、マジメ記事が、全体の8割をしめているとのこと。面白記事が印象に残りがちですが、マジメ記事こそがLIGブログの大半なんです。

では、なぜマジメ記事がしめる割合が極端に多いのか。

それはマジメ記事の最大のメリットが、検索エンジンからの流入が期待できることだからです。SEOが上手く機能していれば、長期的に安定したアクセスを集めることができるのです。

次にLIGブログのマジメ記事は、どのような内容が多いのかを見ていきましょう。

ナビゲーションを見るとWeb制作とライフスタイルのカテゴリがマジメ記事に該当するでしょう。そこから、さらに小カテゴリがあり、記事の内容としては、かなり幅が広いですね。他ジャンルです。

ニーズの大小も関係ないようで「CSS、canvas、SVGで円周上をアニメーションさせる方法」のようなマニアックな記事から「恥ずかしくないビジネスメールを書くための4つのステップ」のような万人受けしそうな記事まで様々。

LIGほどの会社になればニーズがある(検索ボリュームが多い)キーワードを選定して、企画を立てて、といったこともできると思いますが、ライターが書きたいアイディアを優先しているようにもみえます。

大きなニーズだけでなく、小さなニーズも確実に拾っているんですよね。かゆいところにも手が届いているといいますか、コアな層にも刺さるようになっているんです。

LIGブログに限らずですが、僕もWeb制作をしていて、マニアックなテクニカル記事に何度助けられたことか。

それ単体ではPVを集められませんが、小さな積み重ねは、やがて大きなPVを生むために何かしらの影響を与えているということです。

例えば、100,000PVの記事1本でも、1000PVの記事を100本でも同じ100,000PVです。100本のなかから関連する記事を内部リンクで結べば、さらに大きなものになりえますよね。

一方、ニーズがあるマジメ記事としては、「東京都内でおすすめのプール施設まとめ」や「Illustrator初心者が最初にマスターしたい機能10選」のようなまとめ記事が多いですね。作りやすいというのもあると思いますが、やはり求められるニーズが大きいのでしょう。まとめ記事は、コンスタントにSNSからの評価もえているようです。

このように、マジメ記事は技術力と情報力を見せることで、信頼をえられます。LIGの場合は、面白記事とのギャップがあるので、さらに信頼度がアップするのかもしれませんね。

LIGブログのPVはマジメ記事で成り立っている

もう少し深堀します。

毎月公開されている、アクセス解析を見るとトップ10のほとんどがマジメ記事ですね。

印象の強い面白記事は出てきていません。

すなわち「PVの8割は、全体の2割の面白記事が生み出している」というパレートの法則は成り立たなくなります。

どちらかというと、Amazonの売り上げの法則でよく語られる「売り上げの少ない8割の商品が、8割の売り上げを締めている」ロングテールと似ています。小さなニーズしかない記事も、集まれば大きなものになるということです。

そして、ニーズが多いマジメ記事は、トップ10に君臨し、ロングセラー記事としての役割も担っています。

トップ部分もロングテール部分もマジメ記事。

整理するとPVのほとんどは、全体の8割のマジメ記事が生み出しているのがLIGブログです。

キーワードがしっかりしているマジメ記事への流入は、検索エンジンからがほとんどでしょう。つまり、インターネットにおいての集客は、今でも検索エンジンが最重要ということです。

これは、検索エンジンの精度が上がり、大きなニーズも小さなニーズもきちんと情報が届くようになったからこそといえるでしょう。

しかし、これだけでは、ファンがつきにくいため面白記事も投入して囲い込もうとしているのですね。

ここで、これらの分析を元にまとめます。

▽面白記事
記事全体の2割。全PVのわずかな部分でしかない。短期的にSNSやRSSからPVを集める。ファンを生む。

▽マジメ記事
記事全体の8割。全PVのほとんどをしめる。長期的に検索エンジンからPVを集める。信頼を生む。

この両者のバランスのよさが650万PVという大きな成長につながっていると考えられます。

「マジメ記事」という母体があるからこそ、「面白記事」がケガをしても、安定したアクセスを集めることができるのです。

継続は力なり!記事の量産を続ける理由

ブログで成功するには、継続することが重要なポイントであると認識しています。

では、継続することでPVにどのような影響を与えるのでしょうか。このあたりを踏まえて見ていきましょう。

LIGブログの記事数と更新頻度

LIGブログは、2006年11月21日の初投稿から2015年8月までの9年間で約3000件の記事を公開しています。

365日×9年=3285なので、一日一本記事を配信していることになりますね。とはいえブログに力を入れ始めたのは、2011年ごろからのようで、今では1日に4〜5本の記事が毎日配信されています。

ニュース型ブログならともかくLIGのような蓄積型ブログにしては、ものすごい数。とんでもない資産といえます。

当然、記事数が増えると「機会」が増えるので、PV数の上昇に貢献していることは容易に想像できます。

しかし、それ以上に、この資産をうまく活用してPV上昇に貢献しています。そのすごさを次項で見ていきましょう。

過去記事を資産として新たな価値を創造する

先日、「WordPress プラグイン」というキーワードでGoogle検索したときのこと。

3位にLIGブログの「WordPressのおすすめプラグイン特集」というのがランクインしてました。

「WordPress プラグイン」はそこそこのビッグキーワードであり、上位表示される価値のあるキーワードです。

気になったので、そのページを見てみたのですが、単独記事ではなく、過去の記事をまとめたページだったということに驚きました。

LIGには、ブログの他に、LIG LIBRARYというコンテンツがあり、そのなかのページです。

LIG LIBRARYは、過去のブログ記事をまとめて配信している格納庫のようなコンテンツ群。

すなわち単独のオリジナル記事ではありません。まとめページです。

それが、検索結果の3位に位置しているのです。

これは過去記事を資産として考え、新たな価値を付与した素晴らしい例ではないでしょうか。

素晴らしき内部リンク構造

LIG LIBRARYのすごさは、その内部リンク構造にあります。内部リンクは、関連性のある記事をリンクで結ぶことで、そのキーワードの価値を高められ、SEOに効果があるとされています。

この内部リンク構造、本来であれば「TOP/WordPress/プラグイン」というカテゴリでリンクをつなぐのが一般的なブログの構造化です。

もちろん、LIGもカテゴリによる構造化をしているのですが、これだけでは「プラグインのカテゴリ一覧」という漠然とした価値しかつけられません。タイトルも素っ気ないものになってしまいます。

そこでLIG LIBRARYのように、過去記事のまとめページを作ることで、新たな価値を付与すると同時に内部リンクによる構造化もなし得ていると考えられます。

それに、カテゴリによる構造化は、最初から計画を立てないと失敗するケースも少なくありません。パーマリンクにカテゴリ名をつけたために、安易にカテゴリ移動できなくなるのはよくあることです(URLが変わるため)。

当ブログもこのような構造になっていたため900記事のパーマリンクを一斉変更した経緯があります。

非常にリスクが高いのですが、このような場合も、LIGのようにまとめページを作ることで、関連性のある記事が集まり、コンテンツとして成立しますよね。

やはり、過去記事は資産です。ほったらかしにするべきではありません。マジメ記事の小さな積み重ねはここでも生きてきます。

ちなみに、僕も「超便利!WordPressのプラグインを有効活用する方法」という単独記事で、「WordPress プラグイン」のキーワードを狙った記事を書いてみました。あえて、「まとめ」ではない別の角度から仕掛けてみたのですが、今のとこ撃沈しています笑。

スマートフォンサイトの構造

内部リンク構造のついでに、少しスマートフォンサイトについても触れておきます。

LIGブログのスマートフォンサイトのページは、コンテンツボリュームが多くなると「ページ送り」がつくようになっています。

2ページ目に進むとURLが変わっているので、PV数がカウントされているものと思われます(たぶん)。

これは、PV数を稼ぐためではなくて、写真が多いページは、複数に分けたほうが表示速度が向上するという理由ではないかと予想しています。

良質なコンテンツでないと、次のページどころか下まで読んでくれないので、「PVを稼ぐための卑怯な技」とかそういうものではないでしょう。

良質なコンテンツを大量に配信し続ける最強のSEO

話を戻します。

PVの小さな積み重ねが大事といっても、多くの記事が検索エンジンで上位表示されているからこそなしえる技です。

つまり、SEOがきちんとできているということです。

近年のSEOにおいては、コンテンツの質が重要視されています。LIGブログは、クオリティチェックをしているはずですので、著しく低品質な記事は少ないでしょう。

良質な記事を毎日、大量に、長期間に渡って配信し続ける。これほど最強のSEOはありません。

数をうてば当たるというわけではなく、配信した記事はすべて、上位表示させるという意気込みの元、どんどん配信して、あらゆるキーワードを総なめにしようとしているのかもしれません、

Web制作系の調べものをしているときに、LIGブログが上位にヒットすることは、格段に多くなっています。

「継続」と「質」の両立は70+αで築く

ブログで良質なコンテンツを配信するには継続して書くことが一番です。

しかし、書き続けることは並大抵の努力ではありません。

書くことができなければ質は上がらない。ブログが失敗する最大の要因は、このジレンマにあります。

一方、LIGブログは、約70名の社員と約10名の外部ライターによって更新されています。

いわずもがな、大人数の方が負担が軽減され、継続した運営が可能になります。

複数人のライターがいると、仮に誰かが抜けてもすぐに補えます。半永久的にブログを続けられますよね。

それに、大人数で更新すると、オリジナリティの幅が多様になります。

LIGの場合は、70+αの専門家により更新されているといっても過言ではありません。

これが、オリジナリティを歓迎するGoogleに、いい評価を与えているのではないかと考えられます。

さらにLIGでは、モチベーションを維持するために、奨励制度を設けていて、いい記事を書けば人事に影響する仕組みがあるようです。ライターは、自然にいい記事が書けるように努力をしますよね。これにより記事の「質」も上がります。

記事を量産するだけならココナラのようなクラウドソーシングで、安価に外注する手もありますが、社員に「与えること」でそれをしなくてもこれだけの規模のブログを作ることができるのです。

この努力が実ってか、現に成果も出ているようですね。

現在、アクセス数の増加によりLIGの認知は拡大しており、Web制作やメディアプロモーションの問い合わせ、採用への応募をインバウンドで定常的に頂けています。上記の定義によれば、LIGブログによるコンテンツマーケティングは一定の成功を収めたと言えるのかもしれません。

引用:コンテンツマーケティングからブランディングへ【LIGブログの7月度アクセス解析】

ライター(社員)と会社とが、いい関係を築いていることが、快進撃を続ける一番の要因かもしれません。

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まとめ

長くなりましたが、ポイントをカンタンにまとめると、
・「面白記事」と「マジメ記事」。コンテンツのバランスが大切。
・継続は力なり。
です。

もちろん、他にもたくさんの要因があるでしょう。1,000万PVの到達は時間の問題ですね。勢いがありすぎます。

当ブログは現在、月間22万PV。100万PVを目指すために、ユーザーとしてブログ運営者として、これからもLIGブログからいろいろなことを学んでいきたいです。

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