地獄の激痛!粉瘤(アテローム)を切除する手術をしてきました
約10年前に、背中にできた粉瘤(アテローム)が肥大化して炎症を起こしました。
それまでは、なんともなかったのですが、突然に夜も眠れないほどの激痛が走ったんですよ。朝を待って、近くの皮膚科に飛び込みました。
「痛みをとるには手術しかない」と診断され、まさかの手術をすることとなりました。
このページでは、私が実際に粉瘤の手術を受けた体験談を紹介します。悩んでいる人は、モデルケースとして参考にしてみてください。
※あくまで一例です。症状が出たら、必ず病院に行って医師の判断を仰いでください。
※画像がグロテクスなので、閲覧には注意してください。
皮膚科での診断結果
上の写真のように、真っ赤に腫れた状態です。痛みに耐えながら、なんとか近くの皮膚科に向かいました。
そして、先生が、その”できもの”を見た瞬間に言いました。
「これは痛いやろ。皮膚科なら誰でも知っている粉瘤というものです。アテロームとも言います。かなり炎症を起こしていますね。すぐに手術で切り取らなければなりません。」
私「めっちゃ痛いのですぐにしてください。」
先生「小さかったら針で刺して治療するのですが、6cm以上あり大きいです。周りにも広がっているので、メスを入れた方がいいです。ただ、この病院には麻酔がないので、大きな病院に行ってください。紹介状を書きますから」
ところが、その日は土曜日で、大きな病院の診療が休み。痛み止め(ロキソニン)と化膿止めをもらって帰宅しました。
痛み止めのおかげで、一時的に痛みがやわらいだものの、4時間程度で痛み止めの効果が切れる→激痛!→痛み止めを飲む、の繰り返し。
月曜日まで地獄でした。
近くの病院はアプリで探すのが早いです
EPARKデジタル診察券は、近くの病院を検索できるスマホアプリです。私は、とにかく早く病院を探したかったので、粉瘤の痛みに耐えながらこのアプリで病院を探しました。
粉瘤の場合は、地域を選択後、「皮膚科」もしくは「整形外科」で調べるとよいです。住所や営業時間、休診日が一目でわかるので、病院を探しやすいです。
アプリは、無料で利用・ダウンロードできるので、チェックしてみてください(iPhone、Android共に対応してます)。

大きな病院での診断結果
紹介されたのは、大きな市立病院の皮膚科です。
粉瘤はというと、土日の間に、膿が出て大変なことになっていました。痛みもどんどん増しています。
月曜日の予約受付時間(9時)を待って、すぐに電話しました。
受付「最短で予約できるのは水曜日になります」
私「マジですか(2日も待てない!)。症状が悪化しているので、すぐにでもみてもらいたいのですが」
受付「予約なしでしたら、待つかもしれませんが、今からでも大丈夫ですよ」
私「すぐに行きます!」
その日は、仕事だったのですが、まともに仕事ができる状態ではなかったため、事情を話してすぐに病院へ向かいました。
「待つかもしれない」と言われていたので覚悟していたのですが、幸いにして1時間程で呼ばれました。紹介状の力かもしれませんが、予約などせず、ほんとに行ってよかったです。
そして、待ちに待った診断です。
先生「これは大きいなぁ。ここで切ったら血が噴き出すかもしれないので、手術室を予約して手術しましょう。明日の午後はこれますか?」
私「(今日じゃないんかい。。。)分かりました。お願いします」
その日は、血と尿の検査、心電図をとり帰宅しました。
薬は、塗り薬(エルタシン軟膏0.1%)をもらったので、塗っておくようにと。お風呂は入ってもいいと言われました。痛み止めは、最初の皮膚科でもらっていたもので繋ぎました。
手術当日!痛みに耐えながら成功しました
指定時刻へ病院へ。15時からだったので会社は半休をとりました。
でも結局、前の患者さんがおしていて、16時半スタートに。
数日間、地獄のような激痛に耐えてきましたが、ようやく苦しみから逃れられます。しかし、私は手術がはじめてだったので、それよりも緊張と恐怖で気が重かったです。
そして、手術用の服に着替え手術室へ。
言われるがままにうつぶせになってベッドに横になります。補助担当の女性の先生が、やさしく声をかけてくれますが、不安は増すばかり。
執刀医は、ベテランっぽい男性の先生と見習いっぽい女性の先生です。
見習い先生「点滴うちますね。チクッとしますよ。ん?あれ?おかしいなぁ。入らない。こっちに刺そうかな。ん?あれ?」
ベテラン先生「代わります。一回抜きますね。。。。はいOK」
私「(恐い。痛い。)」
ベテラン先生「では手術をじはじめます。麻酔をうっていきますね」
腫れ上がった粉瘤に直接、麻酔の針が刺さります。当然ながらチクッと痛いのですが、耐える以外に方法はないのです。
範囲が広かったので、麻酔が効いているかどうかを確認されながら、何カ所にもうたれました。もちろん局部麻酔なので、私の意識は、はっきりとしてます。
そして、メスか何かで切られているような感覚もあります。私の想像では、サクッと切り取って終わりかと思っていたのですが、違うんですね。
「グイ!グイ!」っと先生がすごい力で粉瘤を押しています。その圧迫する力が骨に伝わり痛い。。。
おそらく、手術後に穴があいていたのでヘソ抜き法(くり抜き法)と呼ばれる手術方法だと思います。その穴から、粉瘤の中身を押し出していたのかもしれません。縫合もありませんでしたから。
ちなみに、皮膚を切開して行う小切開摘出術(切除術)という方法もあります。
そんな感じで、手術が進みます。
私の場合、炎症を起こしていた範囲が広がっていたので、とにかく痛かったですね。気づいてもらうために、何度も「痛い!」と声を上げるようにしてました笑。
それと粉瘤の中は、めちゃくちゃ臭いという評判を聞いていたのですが、臭いは全くありませんでした。
詳しくはこちら→「粉瘤(アテローム)は臭いの?つぶれて膿が出たけど全く臭いませんでした」
手術時間は、はっきりと覚えていませんが30分程度でした。
「綿を詰めたので、明日とりに来てください。今日はお風呂に入らないでください。」と言われて終了です。
ところが安堵の表示が浮かぶわけでもなく、まだ、痛みの感覚があったので「ほんとうに治ったのか」と不安でしたね。
とはいえ、ようやく粉瘤の治療が終わり、手術室を後にします。
痛い!震えがとまらない
手術が終わって10分後くらいで異変が起こります。
「ガクガク!ブルブル!」体中の震えが止まらなくなって意識がもうろうとしてきたんです。
後で調べたのですが、「シバリング」という現象で手術後によくある症状のようですね。
それと、おそらく麻酔が切れたせいか、粉瘤のところが指でつままれているかのごとく痛い。めちゃくちゃ痛い。
立って歩くのもやっとの状態です。早く家に帰りたかったので、なんとか会計を済ませ、調剤薬局で痛み止めをもらってすぐに飲み込むと3分くらいで、落ち着いてきました。
はじめてだったので、手術に失敗したのかと思って、ビビりまくりましたよ。。。
その後、丸一日くらいは痛みが続いたので、痛み止めは飲み続けました。
なお、手術を含めた今回の治療費の総額は27,820円でした。詳細については、以下のページにまとめました。加入していた医療保険がおりたのでうれしかったです。
手術後の経過
次に日に、綿をとりに病院へ。写真のように穴が開いている状態です。
穴に綿をきつく詰めていたらしく、それを取るのにまた、激痛が走ります。もう、いつまでこの痛みと戦うのかと思いましたね。血もたくさん出ていました。
それからは、毎日、薬(エルタシン軟膏0.1%)を塗って、大きなばんそうこうで保護。背中だったので妻にやってもらってました。
痛みもなくなり、もう大丈夫だな、と思えるまで2週間くらいかかりました。上の写真のように、腫れはひいてますね。10年ぶりに平らな背中になりましたよ。
それでも穴は開いた状態なんですが、今度はネグミンシュガー軟膏という塗り薬を穴に塗り続けました。穴がふさがるにはさらに時間がかかりましたよ。
なお、発症してから完治するまでのすべての経過については、以下ページに詳しくまとめました。
再発する危険性
単刀直入に先生に聞いてみました。
先生「再発する可能性はあります。同じところにできることもあるし、別のところにできるかもしれません。でも、今回手術したところは少なくとも数か月は大丈夫だと思いますよ」
との回答でした。はっきりと「もう大丈夫!」と言わないので、再発する可能性はあるのでしょう。できやすい体質の人もいるようですね。
人によるので、考えていても仕方がないですが、もう勘弁してほしいですね。
まとめ
炎症を起こしてからは、ほんとうにつらい痛みに耐えなければなりません。気になるのであれば、医師と相談して、できるものなら早めに治療しておいたほうがいいですよ。
私の場合は、自然治癒などする気配は全くなく、どんどん症状が悪化しました。過去になったという人の話を聞きましたが、やはり激痛だったようですし。。。
それに、良性の粉瘤ではなく、悪性の別の”できもの”である可能性もありますから。検査はしておいた方がいいでしょう。
どちらにせよ、痛みを感じたらすぐに病院に行くことをおすすめします。
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